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【坂めぐり】湯島編

201601-1

明けましておめでとうございます。コワーキングスペース7Fスタッフのカズヤです。今回の坂めぐりは文京区の湯島にやってきました。

湯島は文京区の東端に位置し、台東区と隣り合っている町です。文京区と言ったら閑静な住宅街と学校というイメージがしますが、今回歩いたエリアは隣接している御徒町や上野の商業地区の影響で住宅街はほとんど形成されておらず、小さなビルが立ち並ぶエリアでした。

そんな湯島の注目ポイントは「標高20m線」です。地理院地図などを参考に湯島天満宮周辺の標高を確認すると、高低差が15m近く急激に変化する境目が湯島を縦に走っているのを確認できます。

標高20m線の面白いところは、この線より西には神社やお寺などの宗教関連施設が多かったり、反対に東側には古くからある木造建築の家、小規模のビルが密集していて土地の高低差によって棲み分けが行われているところです。

Google Mapsで「標高20m線」とその線の東西の標高をマッピングしてみたので確認してみてください。

それでは、今回僕が坂めぐりをしたルートを見てみましょう!

 

今回のルート

御茶ノ水駅からスタートして北の方角を進み、東京メトロ千代田線の湯島駅を目指します!

 

今回の坂道一覧

  1. 樹木谷坂
  2. 横見坂
  3. 三組坂
  4. 実盛坂
  5. 切通坂

 

樹木谷坂(じゅもくだにざか)

御茶ノ水駅から出発して東京医科歯科大学の東側を通る道を北方向に向かい、東京ガーデンパレスの脇の道に入ると、そこが坂道になっています。


この坂の名前は樹木谷坂といいます。ユニークな名前ですね。別名を地獄谷坂とも言うそうです。坂の標識によると、徳川家康が江戸入府した時代に樹木谷坂の坂下一帯が樹木の生い茂った谷だったため、樹木谷坂と呼ばれるようになったそうです。別名の地獄谷坂という名称は「樹木谷」がなまって「地獄谷」になったのではないかと思われます。

 

横見坂(よこみざか)


樹木谷坂を下まで降ります。道路を渡って今度は上り坂に出会いました。この坂の名は横見坂です。横見坂はその名前から想像できるように、かつて人々がこの坂を上る時についつい横を見てしまったそうです。では何が横に見えていたかというと、どうやら富士山がこのあたりからも見えていたそうなんです!

今はこのように道に並んだビルで全く富士山が見えませんが、かつてはずいぶん見晴らしが良かったんですね。

 

三組坂(みくみざか)


次の坂は三組坂です。この坂沿いに建っているホテル江戸屋の石垣風の壁が坂の雰囲気をより魅力的なものにしています。三組坂は東方向にまっすぐ伸びているきれいな坂です。

 

三組坂の中腹を左に曲がって少し歩いていくと、左手にドーンと階段状の坂が現れます。この坂、すごい傾斜です。

実盛坂(さねもりざか)


実盛坂は台地の東端に位置している坂で見た目はほぼ崖です。かなり急な階段なのに結構人通りがあって地元の人らしきおばあちゃんたちも元気に登っていました。坂の東側に湯島駅の出口があるのでその通り道になっているみたいです。

 

実盛坂を登り切ってきた方向に歩いていくと、見えてきました。湯島天満宮です。

小さい頃は意識していなかったけど、改めて今思うと湯島天満宮も坂上にある神社だなと思いました。やっぱり坂上の街には神社、お寺、教会など宗教に関係する施設が多いなと改めて実感しました。

 

切通坂(きりどおしざか)


湯島天満宮の中を突っ切って戸隠神社の脇の階段を下りると今回最後の切通坂に到着です。切通坂は横幅の広い坂でカーブを描きながら湯島天満宮の北側を走る坂道です。

 

切通坂を下りきると目的地である湯島駅が見えてきました!今回の坂めぐりは以上となります。湯島周辺は坂道の多いエリアでしたがそれと同じくらいお寺や神社も多いエリアでした。