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北与野の地域フリースペース「しばふハウス」を取材しました

しばふハウス代表三尾さん

こんにちは、大宮経済新聞のライターを始めたばかりの泉と申します。普段は地元でテラス木蓮という屋号でガーデンデザイナーをしております。よろしくお願いいたします。

初の取材先は北与野の八幡通りにある地域フリースペース「しばふハウス」。先輩ライターのユキさんに同行してもらいました。

その取材記事は以下の通り。
さいたまの地域交流スペースで「記憶力No.1決定戦」 – 大宮経済新聞

地域交流フリースペース「しばふハウス」(中央区本町西4)で12月17日、数字を使った記憶力ゲーム「地域No.1決定戦 記憶力大会」が開催される。

 
クリスマスツリーが飾られています。
しばふハウスのクリスマスツリー
 

スペース立ち上げについて

ここでは2016年6月まで蕎麦屋の「しちふくじん」が営業していました。しばふハウス代表の三尾さんは、しちふくじん時代の2月から、お店の空き時間にキッズクラブを始めていたそうです。そのつながりもあって、しちふくじん営業終了後に改装し、しばふハウスオープン。
改装には子どもたちの「こうしたい!」という夢を取り入れ、実際に黒板や床の施工も子どもと一緒にされたそうです!
 
壁一面の黒板、テーブル、椅子など、紙や木の素材そのままの雰囲気で、普通のキッズスペースとちょっと違うおしゃれな雰囲気。三尾さんによると、「使い方を限定しない」工夫次第でどんなものにも見立てられる、ということを重視して、アイテムやおもちゃなどを選んでいるそうです。
 

「しばふ」の意味

気になる「しばふハウス」という名称。私はてっきり駐車場のアスファルトをはがして芝生を植えた…のかと思いましたがさすがにそれはなく、素足でも大丈夫な柔らかい人工芝が玄関アプローチになっています。室内のふわふわフロアもライトグリーンで玄関がガラスの引き戸なので、アプローチから室内がひとつながりになっている風情があります。車好きの子にとっては、室内からいつまでも道路の車を眺められる夢のスペース。
赤ちゃんたちは、外の人工芝までハイハイで出たりもするそうですが、アスファルト面には決して出ていかないそう。色や感触の違いで認識しているのですね。
しばふハウスから外を見る
 

ルールを押し付けない空間

しばふハウスでは、三尾さんの考えで、大人が作った「ルール」を極力設けないで遊べるようにしているそうです。(ゲーム機のみ禁止)
時間帯によっては乳幼児と小学生が混じったりしますが、その時どんなことに気を付けて遊べばいいのか?子ども自身が感じ取っていきます。遊びの中でルールが必要になれば、子ども自身がルールをつくったり変えたりする。その力をつけることが大事、三尾さん。

遊びの中で自分たちで工夫し、ルールも作る。とても大事なことですが、実際にには見守る大人側にかなりのポリシーと忍耐力が必要とされるので、なかなか今実現できる場がありません!でも本当に大事なことなので、貴重な場を地域に作ってくれている三尾さんに感謝です。
ママではない若い男性の三尾さんのキャラクターだから、子どもたちの受け取り方が「ななめの関係」になり、新鮮でいいんだろうな、と勝手に感じました!
しばふハウス代表 三尾さん
 

代表三尾さんについて

三尾さんは神奈川県出身。ITベンチャー企業からキャリアをスタートし、NPOで児童養護施設の子どもたちと接したことをきっかけに子育て支援・地域交流に関わることになったそうです。花まる学習会の社員として埼玉エリアに縁があり、まだ兄弟姉妹が多くて地域の縁や緑のあるさいたま市に可能性を感じ、いまは市内在住。しばふハウスのほか、2ヵ所のキッズクラブを運営し合計50名ほどの生徒さんがいるそうです。
 

おわりに

しばふハウスウェブサイトには「みんなのやりたいをかなえるばしょに」と書かれています。随時、地域の方のアイデアやサポートを求めているとのことなので、これからもイベントに参加したり、なにか関わりをもっていけたらいいなと思っています。
 
しばふハウス
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