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さいたま市北区・日進小近くにオープンした一級建築士カフェ「neue cafe(ノイエカフェ)」を取材しました!

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こんにちは。大宮駅東口でコワーキングスペース7F(ナナエフ)を運営する株式会社コミュニティコムによる地域メディア媒体「大宮経済新聞・浦和経済新聞」のライターになりました、郡司と申します。

今回初取材として、日進小学校近くにオープンしたカフェ「neue cafe(ノイエカフェ)」さんに伺いました。こちらでは記事に書けなかった静谷さんのお話を、編集後記としてつづらせていただきます。

大宮経済新聞の記事はこちらです。
さいたまに「ノイエカフェ」 建築事務所のガレージ改築、かき氷も
https://omiya.keizai.biz/headline/1869/

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建築事務所がカフェをオープン

今回取材したのは建築事務所・静谷建築設計neue(ノイエ)がさいたま市北区にオープンしたカフェ「neue cafe(ノイエカフェ)」。建築事務所の社長でカフェのオーナーの静谷雅人さんにお話を伺いました。

これまでのすべてが結びついたカフェ開店

仕事の合間をぬって年4回ほどキッチンカーを走らせていたという静谷さん。カフェの開業を見据えていたのかというと、全く考えていなかったそうです。「やりたいと思ったことをやってきたらこうなったんだよね」と静谷さんは微笑みます。

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コーヒーの移動販売は、コーヒー豆焙煎(ばいせん)のモチベーションアップに先駆けて、オリジナル缶をデザインしたことから始まったそうです。ついに販売に適うコーヒー豆が完成し、対面販売を始めたら、楽しくてやめられなくなったとか。

「設計の仕事と違って、一日に何十回と『ありがとう』と言われるのが、やっぱりうれしくて。一晩かけて焙煎してほとんど寝ずに出店するんだけど、コーヒーを分け合うカップルの微笑ましい様子なんか見ちゃうと、たまらないよね。疲れなんか吹っ飛んで本当に幸せな気持ちになるよ」。

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建築は、お客様に「ありがとう」をいただくまで、長い長い工程を必要とする仕事。いつの間にか、キッチンカーで出会うたくさんの笑顔と「ありがとう」が、建築士としてのモチベーションの充電にもなっていたといいます。建築士とキッチンカー。好奇心のまま続けてきたことが結びついて、一級建築士ならではのカフェがオープンしました。

「お客様に涙してもらうことが目標」

 少し一級建築士としての静谷さんについてご紹介します。

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静谷さんは大学卒業後、建築設計事務所に就職し、木造住宅からコンクリートマンション、オフィスビル店舗まで、あらゆる設計に携わってきたそうです。一通りの建材や構造を経験してから独立し、戸建て住宅の設計中心にシフト。「飽きっぽいから毎回違うものが作れる仕事がしたい」と、本業でも、やりたいと思ったことを選んできたとのこと。

そしてやはり、やるからにはとことんやり切る。「引き渡しの日にお客様に笑ってもらうのではなく、涙を流してもらうことが目標。柱の位置、シンクの高さ、壁紙…目に映る一つ一つに、お客様の思いをが宿るように、一緒に設計を考える。建築士だからこそ知る情報の全てをもって、30年後50年後を見据えた提案ができる」 。

静谷さんが携わった建築物のお話を聞くうちに、建築士は建物だけでなくお客さまの人生に携わる仕事なのだと、設計事務所の扉すら叩いたことのなかった私にもその熱い思いが伝わってきました。

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「家って一生に一度の買い物なのに、子育て期の忙しい時に購入を考えるでしょう?だから、手間取らず販売情報を得られて購入できるものを選んでしまう家庭が本当に多い。もったいないよ」。

建築士の存在や家づくりの本当の楽しさを知ってほしい。ノイエカフェにはそんな願いも託されています。

お家の「たら・れば」トークカフェ

かくいう我が家も、子育て期に深く考えず住宅購入した世帯。引き渡しの日に落涙、なんてことはありませんでしたが、特に不満もありません。

いや、一ヵ所だけ、万策尽きている部屋を思い出しました。モルモットと私の寝室。いくつか悩ましい点があり、床材のリフォームでも家具を交換するでも、何か工夫ができないものかと掃除の度に考えています。

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そんな話を打ち明けてみると、「面白いね」と話を聞き出してくださる静谷さん。他のところでは盛り上がらない話題に興味を持ってもらえるのが新鮮でした。「こういう部屋があったらいいなぁって話、いいよね。建築士として自分の勉強にもなる」。お家の「たら・れば」トークができるカフェ。建築に熱い、静谷さんだからこそのコンセプトになりそうです。

ノイエカフェ
埼玉県さいたま市北区日進町2-970-3
https://www.instagram.com/neue_cafe/


コワーキングスペース7F(ナナエフ)を運営する株式会社コミュニティコムが運営する地域メディア「大宮経済新聞」と「浦和経済新聞」では、地域の身近なニュースを平日1本配信しています。ライターさんが足を運び丁寧に取材して記事にしています。写真もたくさん撮ってきますので、ニュースに載せきれなかったものをこちらの編集後記で公開しています。ニュースと編集後記と合わせて読んでお楽しみください。