オンラインショップは半年待ちの大行列!移転オープンして店舗拡大した「うらわ餃子」を取材しました

こんにちは。
大宮駅東口でコワーキングスペース7F(ナナエフ)を運営する株式会社コミュニティコムによる地域メディア媒体「大宮経済新聞・浦和経済新聞」のライター・矢島です。

2020年の販売開始以来、じわじわと評判がひろがりつつあった、さいたま市・南区の「うらわ餃子」。今年初夏に2回テレビで紹介されたのを機に、ついに人気が爆発しました!現在、オンラインショップからオーダーすれば、発送まで半年以上かかるという、もはや入手困難なさいたまグルメに……。

そんな事態に対応すべく、店主の真下さんが決断したのは、店舗の移転。浦和経済新聞では11月2日に新店オープンを控えた10月末、真新しい店舗にお邪魔し、貴重なお話をお伺いしてきました。

こちらの編集後記では、本編記事ではご紹介しきれなかったこぼれ話などをたっぷりお伝えします。

「これが餃子屋さん!?」――安心を表現した店づくり

コンテナ型の旧店舗から移設した「うらわ餃子」の文字は、「お店のシンボルであり、お守り」(真下さん)

「開店準備中は、『美容院ができるの?』『カフェ?』ってたくさん聞かれました」――そう言って笑う真下さんの言葉通り、新たな「うらわ餃子」は真っ白な壁と効果的に配されたライティングが印象的な空間。「餃子屋さん」と聞いてイメージする店構えとは全く違うものです。

そもそもこの「うらわ餃子」のスタートは、子育てを通して感じた真下さんの思いがあってこそ。「母になり、安心なものを子どもに食べさせたいという思いがより強くなった」という真下さんは素材を吟味し、国産材料、過剰な塩分を控えるなど様々な工夫をしながらレシピを開発してきました。

「明るくて清潔な場所で作られた安心な餃子。それをこの空間でも伝えたかったんです」と真下さんは語ります。

ガラス戸越しに、餃子作りの様子を見ることができる

さらにカウンター脇には、厨房の様子を一望できるガラス戸が!しかも、天井から床まで丸見えの状態です。

「どんな素材を使って、どんな人たちがどうやって餃子を作っているか。オープンにすることでお客さまがより安心できると思ったんです」とサラリと話す真下さん。常にお客さまにすべてを晒すことを躊躇しないその様子から、嘘がないどころか、自信に満ちた餃子づくりをしている姿勢がひしひしと伝わってきます。

移転前の旧店舗は大型ファミリーカー1台分のスペースだったのだそう(2021年12月撮影)

「自宅脇にあったコンテナ店舗は私の夢を叶えてくれた大切な場所。この上ないほどの愛着はありましたが、スタッフ6人が半身に構えて入るのがやっと。互いの肘をぶつけながら餃子を包む毎日でした(笑)。今回の新店舗はご覧の通り、厨房が広々!同じ人数で作業するにも圧倒的に生産性が上がりましたし、スタッフを増員しても受け止められる面積です。

オンラインショップにはおかげさまで長い行列ができている状態。その待ち時間を少しでも減らすよう生産量を上げつつ、実店舗に足を運んでくださるお客さまにも商品のご提供を続ける。それを両立するだけの準備が、ようやく整いつつあるという感じですね」。

より広いお店への移転も、製造現場が見わたせる透明性も、すべてはお客さまのために。実際に来店した際には、ぜひガラス戸の向こうのスタッフの作業にも、ぜひご注目を!

作業の始まりは朝5時から!餃子を包むのは11人の母親たち

スタッフの風通しの良さがにじみ出るオフショット

実は、筆者が「うらわ餃子」さんを取材するのは今回が二度目。前回に続き今回も驚かされるのが、スタッフ同士の雰囲気の良さです。元々はママ友中心で構成されたスタッフに、「おいしかったから応募しました!」とその味に魅了された新スタッフたちが加入。新店舗オープンに併せて3人増員し、現在は11人で餃子を手作りしているといいます。

全員がママなので、子どもたちとの時間も大切にしながら力を合わせているのも「うらわ餃子」の特長です。なんと、一番早く出勤するスタッフは朝5時に始業だとか!

「4人目の赤ちゃんを産んだばかりのスタッフが『出勤前のパパが家にいる間に働きたい』と、早朝に来てくれるんです。うちが販売するのは冷凍餃子ですから、前日中に製造し冷凍が完了した餃子をトレイから外すのが彼女の役目。この作業を済ませておいてくれるおかげで、朝8時半から出勤する製造部隊が、スムーズにその日の餃子作りに移れるんですよね」。

それぞれが誇りをもち、無理のない形で。餃子と働き方に「母親」ならではの思いを詰め込んでいるからこその、あの笑顔なのですね。

運がよければ出会える!?幻のメニューも……

さて、新店ではレギュラーメニューとして4種の餃子を販売(以下、価格は2024.11.02現在、全て税込)。

  • レギュラー餃子 
    10個入り 860円
    20個入り 1,720円
    30個入り 2,370円
  • 旨辛餃子
    10個入り 1,080円
    20個入り 2,150円
  • しそ餃子
    10個入り 1,080円
    20個入り 2,150円
  • バジル&チーズ餃子
    10個入り 1,180円

一番人気は「レギュラー餃子」ですが、密かにファンが多いのが「バジル&チーズ餃子」だとか。芸能人がリピートして、真下さんに感想を綴ったダイレクトメールが届くこともあるのだそう!

さらに……要チェックなのが「幻の春巻き(4本入り、1,080円)」!

「不定期販売とはなりますが、この春巻きも実は隠れた人気メニューなんです。もちろん、こちらも材料は全て国産です。そのままで十分おいしいですが、お好みで酢と和辛子で召し上がるのもおすすめですよ」と真下さん。

その名の通り、まさに「幻」の存在。店頭で運よく出会えたなら、買わない手はなさそうです……!

おしまいに

どんどん高まる人気にあぐらをかかず、相変わらずの思いを貫く「うらわ餃子」。

冒頭でお伝えした通り、オンラインショップでは半年以上待たなくてはいけませんが(2024.11現在)……ほかに以下の場所・方法で購入することができます。

  • 今回ご紹介の実店舗
  • ファミリーマート浦和東口駅前店
  • 催事出店(不定期、Instagramで告知)
  • 移動販売(不定期、Instagramで告知)
実店舗来店の際はこちらの外観を目印に!

コワーキングスペース7F(ナナエフ)でのお仕事・作業後、帰宅したときのごはん作りは大変……。そんなときに、冷凍庫に「うらわ餃子」を常備しておけば、15分後には栄養満点&おいしい餃子が食卓に――。家族全員での食事はもちろん、ビールのおつまみにもぴったりです。

お近くにお住まいの方は、ぜひ上記の対面販売で手に入れてくださいね!

▼前回の取材時の記事はもぜひ併せてご覧ください

【浦和経済新聞】浦和のギョーザ店「うらわ餃子」が1周年 国産材料を使った手包みで
【編集後記】 さいたま・浦和ギョーザ専門店「うらわ餃子」の開業1周年を取材しました

うらわ餃子
さいたま市南区大谷口973-1 1階
Instagram
オンラインストア