浦和・調神社そばのフルーツパフェ専門店「Fruit Parfaiteria Kaju」を取材しました

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こんにちは。

大宮駅東口でコワーキングスペース7F(ナナエフ)を運営する株式会社コミュニティコムによる地域メディア媒体「大宮経済新聞浦和経済新聞」のライター・はるです。

2025年1月15日、いちごの日にオープンしたフルーツパフェ専門店「Fruit Parfaiteria Kaju(フルーツパフェテリアカジュ) 」の取材へ行ってまいりました。店内には、魅力的なメニューがたくさん!そして、おいしいフルーツのいい匂いでワクワクする空間でした。

ブログでは記事内で、お伝えできなかった内容も含めたっぷりご紹介しようと思います。

浦和経済新聞の記事はこちらです
浦和にフルーツパフェ専門店 契約農家の規格外果物生かす
https://urawa.keizai.biz/headline/960/

調神社そば「omosiro cafe」店舗を引き継ぎフルーツパフェ店になるまで

浦和駅調神社そばに、地元民に愛され続けた青い扉が印象的なカフェ「Omosiro Cafe」がありました。2024年秋に惜しまれつつ閉店。その店舗を引き継いでオープンしたのが「Fruit Parfaiteria Kaju(フルーツパフェテリアカジュ) 」です。

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1月15日、「いちごの日」にオープンしました。

運命的な出会いにより、この地に店を構えた吉田真紀子さん。なぜ、フルーツパフェ店を始めようと考えたのかお聞きしました。


「もともとは熊本に住んでいました。埼玉へ引っ越そうと思ったきっかけは、ふたりの子どもの大学進路を考えてのことです。関東へ行きたいというのは子どもたちのかねてからの希望でした。それならばとみんなで移住してしまおうと思い切って決断しました」

その行動力にただただ驚きます。埼玉へ越してきてからは、10数年他業種の仕事を続けてきて子どもたちの成長に伴い「自分の人生の中でやりたいこと」を考え始めた吉田さん。以前からやってみたかったカフェの実現に向けて動き出してみよう!と行動を起こし始めました。飲食店の経験を積み重ねていくうちに、吉田さんにとっての「ご褒美」であるフルーツパフェを扱う店をやってみたいという思いがだんだん膨らんでいったのだそうです。その後、吉田さんは有名フルーツパフェ店での経験を経て、店づくりを始める準備を始めていきました。

一番困難だったのは「店舗探し」。当初、居住地に近い場所で探しており「ここにしたい!」と思える物件に巡り合いましたが、契約が成立なりませんでした。

「絶望しました。あと少しで店を始められると思っていたので。後を絶たれたような気持ちになって、もう諦めようかと」そんな時に吉田さんを叱咤激励したのは、他ならぬ吉田さんのパートナー。「そんなことで、諦めるのならばやめた方がいいよ」と、吉田さんに厳しく発破をかけたのだそうです。「いつも優しい夫の激励にハッとしました。最初は落ち込んだけれど、もっと頑張ろうと思えたきっかけになったので感謝しています」吉田さんは振り返ります。

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店内のメニューは娘さんの手作り。オープン時は息子さんの姿も。家族全員に支えられていることを実感していると吉田さん。

再び奮起して、店探しをしていた時に巡り会ったのが「Omosiro Cafe」の物件。青い扉とエントランスの佇まい。「一目惚れでした」と吉田さんは話します。

店内は、当時と変わらない雰囲気を残しています。座席のシートはかつての白から青、赤にリメイク。テラスのテーブルも塗り直して使用しています。コーヒーも当時と同じ豆を使用したものを提供。以前から通っていた常連さんたちも店を訪れているのだそうです。

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青い扉も店内の雰囲気もそのままに

私自身も「Omosiro Cafe」のファンでした。ランチで訪れてはおいしい食事とコーヒーを楽しみました。その店舗がそのまま使われ、変わらずにおいしいコーヒーが飲めて、温かな空間があることに嬉しさを噛み締めています。

果物農家との出会いは「果物狩り」?規格外果物を使用することになるまで

これまでご夫婦で、全国各地の果物狩りへいくのがご趣味だったという吉田さん。ふたりで各地へ赴き、採れたての果物を楽しむ日々でした。訪れた土地で果物農家の話を聞くうちに、規格外果物の問題を知ることとなります。

「採れたてのおいしい果物なのに、形が整ってないとか、小さいなどで『規格外』ということになり、出荷ができないものがある…。それをとても勿体なく感じていました」

フルーツサンドやパフェを作る材料として、「規格外の果物」を使用してはどうか?と考えた吉田さんは、これまで果物狩りで訪れていた果物農家さんへ規格外の果物を仕入れることを提案。全国各地の果物農家との契約を結んでいくことになりました。当初はご夫婦での楽しみだった「果物狩り」が、仕事のつながりとして実を結ぶ時が訪れたのです。

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契約農家から仕入れた果物を使用したフルーツサンドはテイクアウトも可能です

「果物農家さんが心を込めて作った規格外の果物を仕入れて、パフェ作りをしてお客さんに楽しんでいただいて…。みなさんが笑顔になれる仕事の仕方がほんの少しでもできたら」と、吉田さんは決意を込めて話します。吉田さんの「三方よし」の仕事の仕方がとても理想的だと感じます。より一層フルーツパフェを味わって頂こうと思えるのです。

「Fruit Parfaiteria Kaju」の未来と店主吉田さんの「夢」

「果物が主役のパフェを味わってもらいたい」と話す吉田さん。そのために「食べ切れる量で」「果物を楽しんでもらえる工夫」をしています。果物がたっぷりと入ったパフェ。その中のクリームは決して果物の邪魔にならない「優しい甘さ」。最後までおいしく味わえるパフェなのです。

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いちごがひとパック贅沢に使われています

旬の果物を味わってもらいたいと、季節に応じたフルーツサンドやパフェを提供していく予定の「Fruit Parfaiteria Kaju」現在はイチゴがメインですが、提供する果物は季節によって変わっていきます。これもまた同店の特色です。

全国の提携農家のことも、お客さんに知ってもらいたいと熱く語る吉田さん。店内には、提携農家の紹介コーナーがあります。今いただいているパフェの果物を作っている農家さんを詳しく知ることができるのは、私たちとしてもうれしいこと。より大切に味わいたくなります。

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果物農家さんのことを知ることができる紹介コーナー

吉田さんのパートナーはドローン会社を経営しています。「夫がドローンで契約農家さんの畑や果樹園を撮影して、それをお店で紹介映像として流すようなことができたら」と吉田さんは夢を膨らませます。

吉田さんにとって「ご褒美」だったフルーツパフェは、果物農家やお客さんを笑顔にして「幸せ」の連鎖が続いています。吉田さんが浦和の地で始めた「Fruit Parfaiteria Kaju」の今後が楽しみでなりません。

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明るい日差しが入る店内でフルーツパフェをお楽しみください

「Fruit Parfaiteria Kaju(フルーツパフェテリア カジュ)
埼玉県さいたま市浦和区岸町7-2-5プラウド浦和岸町サンクアージュ1F
https://www.instagram.com/parfaiteria_kaju/


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