10周年を迎えた大宮のハンドメイド店「ハンドメイドと雑貨のお店mini*」を取材しました

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こんにちは。

大宮駅東口でコワーキングスペース7F(ナナエフ)を運営する株式会社コミュニティコムによる地域メディア媒体「大宮経済新聞浦和経済新聞」のライター・はるです。

「ハンドメイドと雑貨のお店mini*」は、4月10日に10周年を迎えました。オープン当時、飲食店が多く立ち並ぶ大宮東口界隈にはあまり見られなかった雑貨店。可愛らしい店内には見ているだけでもワクワクするような雑貨がたくさん!ハンドメイド好きの方にはたまらない空間となりました。

そんな可愛らしいお店の雰囲気そのままの、「ハンドメイドと雑貨のお店mini*」森みささんにお話を伺ってきました。ブログでは記事内でお伝えできなかった内容も含めたっぷりご紹介いたします。

大宮経済新聞の記事はこちらです。

大宮東口のハンドメード店が10周年 作家40人超の作品、推し活作品も
https://omiya.keizai.biz/headline/1966/

大宮にはない雑貨店を作りたかった

もともと、ものづくりが好き。森さんは、アパレル会社で働きながらレジンアクセサリー作家としても活動をしてきました。森さんの夢は「いつか、自分のお店を持つこと」。どうしたらいいのかを、模索する日々だったのだそう。

森さんが大宮のレンタルギャラリーでハンドメイド作品の個展を開いた時のこと。当時、個展に来てくださった方との会話の中で「大宮には、雑貨好きのためのお店がないから可愛らしい雑貨のお店があったらいいのに」という声を聞き、言われてみれば確かにそうだなということに気づいた森さん。

「いつかお店を作りたい」

漠然と思い描いていたイメージが、現実的なものにシフトしていった当時の出来事でした。そこから、お店づくりについて考える日々を重ねていき…。店舗候補地の出会いから出店までの目処をつけるところまで来たのです!思いを実現させるための「パワー」って想像以上にすごいのだと実感します。

2015年4月10日に「ハンドメイドと雑貨のお店mini*」がオープンしました。

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インテリアの細部にもこだった店内。壁もDIYでお店のイメージに合わせて。

そこにいるだけで幸せを感じる雑貨店

ハンドメイド作品を作る人にも、ハンドメイド雑貨が好きな人にも、そしてお店を営む森さんにとっても笑顔になれるような雑貨店を作ること。それが森さんの願い。

それは、ご自身もレジンアクセサリー、キャンドル作家であることに起因するのでしょう。森さんは作家さんが自由にレイアウトをして作品を展示することができる、「レンタルボックス」を店舗内で始めました。当時、27棚(現在は29棚)あったレンタルボックスは、次々に作家さんの作品で彩られていきました。

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作家さんの個性が光るレンタルボックス


店舗に入ってまず目にはいるレンタルボックス。多くの方に、作家さんの作品を見ていただきたい…。そんなハンドメイド作家さんを大切にしている森さんのお考えが、お店のレイアウトにも現れています。

取材当日、お店へ訪れた女性。実は10年前の開店当時、高校生だったのだそう。社会人となったその女性は地元大宮を離れてしまったけれど、大宮へ立ち寄った時にmini*のことを思い出し、立ち寄ってみたのだそうです。

当時のことに会話の花を咲かせる女性と森さん。好きな雑貨のことや、趣味の推し活のことなどに盛り上がっている様子を見ていると、ああ、ここにも笑顔になれる人がいるんだなと気づきます。それを見ている私も思わず笑顔に。そこにいるだけで幸せになれる雑貨店だということが伝わってきます。

推し活民も応援する!ハンドメイドと雑貨のお店mini*

森さんは、ファッションビル等でポップアップも開催しています。ポップアップへ足を運んでもらい、ハンドメイド作家さんを知ってもらうきっかけにも。3月に行われたポップアップは「推し活フェア」その名の通り、推し活の民を応援するアイテムがずらりと並ぶフェアです。

実は、私も推し活民。推しの誕生日をお祝いしたくて、「いいものないかなぁ…」と期待に胸を膨らませつつフェア会場へ。そこで、森さんと初めて出会いました。森さんは、推しの話をよく聞いてくれて、それがまたうれしくて。というのも、森さんご自身も推し活民だから。お互いの推しが同じだと知り、歓喜!

「一般的なメーカー品とは違う、『自分だけの推し活グッズ』を手に入れることができるというのはハンドメイド品の特色だと思っています」と森さん。そうなんです。「他の人とは違うものを持ちたい!」という推し活民の思いをかなえてくれる、そんな場所にもなっているmini*。推し活をするみなさんに声を大にして伝えたいです。森さんとは雑貨の話のみならず、推しの話でも大いに盛り上がるのでした。

10年前からお店によく来ていたという女性のお客様も、推し活グッズを探しに来店していました。意外と、推し色の雑貨を見つけるのって難しいんですよね…。推し活民だからこそ、痒い所に手が届く雑貨を提供できちゃう。森さんの持つ魅力的な一面を見つけてしまいました!

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森さんが作る、推し活にもおすすめのバースデーキャンドル

私が購入したバースデーキャンドル。もちろん、推しのお誕生日を祝うのにうれしく使わせていただきました!

「人」とのつながりが「ハンドメイドと雑貨のお店mini*」10周年へ導いてくれた

今回、行われる10周年フェア「mini*フェス10」で出品する商品群も作家さんに参加を募り、作成してもらっているもの。お店の名前mini*(32)ちなんで、1,320円の特別商品を用意されているのだそう。

現在では、40人を超えるハンドメイド作家さんとのやりとりが。ネット販売をされている作家さんたちが実際にお店へ置いてもらいたい!という思いを実現させることになったmini*。

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店内には10周年を祝う作家さんからのプレゼントがお店を彩る


「作家さんがいなかったら、このようなフェアも日頃のお店の運営も成り立ちません。作家さんあってこそのmini*です。ありがたいことだと思っています」と、森さんはしみじみと話します。

開店当時から、10年のお付き合いがある作家さんもいらっしゃるのだそう。人とのご縁とつながりによって「ハンドメイドと雑貨のお店mini*」が続いてきたのですね。お店の温かな雰囲気は、森さんの「人とのご縁を大切にする」という思いによって作られているのだと感じます。

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笑顔が素敵な森さんに会いにきてくださいね。

大宮駅東口から徒歩8分ほど。コワーキングスペース7F(ナナエフ)でのお仕事のついでに、『ハンドメイドと雑貨のお店mini*』で「私だけのお気に入り」を見つけてくださいね。

ハンドメイドと雑貨のお店mini*
埼玉県さいたま市大宮区大門町3-200
https://www.instagram.com/mi3_ni2/