おふろとお芋でほっこり!「おふろcafe utatane」の「富の川越いもフェア」を取材しました
こんにちは。大宮駅東口でコワーキングスペース7F(ナナエフ)を運営する株式会社コミュニティコムによる地域メディア媒体「大宮経済新聞・浦和経済新聞」のさつまいも大好きライター・郡司です。
さいたま市北区の温浴施設「おふろcafe utatane(うたたね)」で、埼玉の誇るべき特産品「富の川越いも」を使用した「芋フェア」を開催していると聞き、取材に行ってまいりました!
こちらの編集後記では、本編記事ではお伝えしきれなかった「富の川越いも」メニューの美味しさと、同施設支配人・溝江卓登さんはじめ担当の皆さんが企画に込める「地元・埼玉への想い」をご紹介します。
大宮経済新聞の記事はこちらです。
大宮の温浴施設で「川越いも」フェア 限定メニューや焼き芋茶サービスも
https://omiya.keizai.biz/headline/2033/
さいたま市北区のおしゃれな銭湯「おふろcafe utatane」

埼玉高速鉄道ニューシャトル「鉄道博物館駅」から、高架沿いを北へ歩くこと約10分。突然現れる北欧風の標識、ブルーグレーの壁に白い暖簾がたなびく建物。こちらが「おふろcafe utatane」です。
広々とした館内には、関東有数の名湯「白寿の湯」からの運び湯に浸かれる大浴場やセルフロウリュも楽しめるサウナルーム、食事もできるお洒落ななカフェに、漫画読み放題のラウンジにコワーキングスペース、宿泊施設までも完備。心もカラダもリラックスできる空間が広がっています。
「おふろcafe utatane芋フェア」の魅力~埼玉の特産品「富の川越いも」とは?
そんな「おふろcafe utatane」が企画する「芋フェア」。今回は、さつまいも界で名品と名高い「富の川越いも」が主役です。
「富の川越いも」とは、埼玉県三芳町「川越いも街道」で生産されているさつまいものこと。江戸時代、川越藩主・柳沢吉保の命で開拓された同地。平地林の落ち葉を堆肥とするフカフカの土壌に育つさつまいもは、10代将軍徳川家治にもその色の美しさと味の良さを認められたと伝えられています。同地が360年以上に渡って行っている「武蔵野の落ち葉堆肥農法」は、2023(令和5)年に「世界農業遺産」にも認定されました。つまり、日本だけでなく、世界の注目を集める農地に育つさつまいもなのです。

その中でも、今回のフェアで使用するさつまいもは、三芳町が出版した絵本「おいしくなあれ富のいも」のモデルとなった「江戸屋弘東園」の伊東蔵衛さん一家が育てた「紅赤」。「川越いもの代名詞」「さつまいもの女王」とも称され、栗のような風味と優しい舌触りが特徴の品種です。しかも、おふろcafeスタッフが現地で草刈りや収穫を手伝って直入荷したものを使っているという熱意の込め様!
期間限定メニューは4品。どんな料理に仕上がったのか。さつまいも好き代表として、初のグルメレポートを捧げたいと思います!
「富の川越いも」期間限定メニューをご紹介
「川越いもと奥秩父産まいたけのフィットチーネパスタ」
さつまいもの甘さとまいたけの旨味が溶け込む濃厚クリームがたっぷり絡まるもちもちパスタ。さつまいもチップスのパリッと食感と、角切り芋のほくほく食感の2つの食感が楽しめます。盛り付けの立体感もアーティスティック。五感もお腹も満足すること間違いなしの一品。

「川越いもと奥秩父産まいたけのクリームリゾット」
こちらも、さつまいもの甘味とまいたけの香りが際立つ秋らしいメニュー。低温調理によって甘さとほくほく感を引き出し混ぜ込まれたさつまいもは、ごろっと存在感ある角切りと、お米と馴染むみじん切りの2つの切り方。まいたけ、玉ねぎなどの香味野菜と絶妙な塩加減によって、飽きのこない味に仕上がっています。ブラックペッパーでピリッと味を引き締めてもまた美味しいです。

「川越いもと紅茶の秋パフェ」
紅茶のジュレにお芋のクリームを重ね、ココアチップとバニラアイス、ミニやきいも風スイートポテト、さつまいもチップスを盛ってナスタチウムを添えた秋色のパフェ。とろっと甘さ濃厚なクリームに、香り豊かな紅茶ジュレの爽やかさがぴったりです。

「川越いもの生スイートポテト」
ペーストにしたさつまいもを、プレートにみっちり敷き詰めてキャラメリゼ!「紅赤」本来の甘さと口溶けを味わいつつ、添えられたバニラアイス、ココアチップ、メープルシロップを加えることで、一口一口甘さを変えて味わうことができます。

写真をご覧になって、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、デザート2品の盛り付けイメージは「さつまいも畑」。ココアチップが「土」で、ナスタチウムは「お芋の葉っぱ」で…美味しい上に、映えも計算済みです!
埼玉の魅力を発信したい~「おふろcafe utatane」の挑戦
「おふろcafe utatane」ではこれまでも、苺「あまりん」、狭山茶、彩玉梨など、旬の埼玉特産品を使ったメニューを企画してきました。9月には梨の直売も開催。市場に出回りにくい品種を並べたところ、入湯目的で訪れた来館者にも大好評で完売したとのこと。
支配人の溝江卓登さんは「ここでフェアを開催することで、近隣の人だけでなく県内外の人が埼玉の魅力、美味しいものを知るきっかけにもなったり、埼玉の農家さんを応援することにつながったりする。これからも農家さんと直接つながって「埼玉の特産品」企画を続けて、『おふろcafé utatane』を地元農家と地域のハブのような存在にしていきたい」と話します。
ちなみに、「芋フェア」と同時期開催のハロウィンイベントで使用する巨大カボチャも、農家さんでスタッフが収穫して持ち帰ってきたものだそう。「くりぬいてカボシャランタンのようにしたいんです、やったことはないですけど。でも、作ると決めているので、絶対作ります!」と溝江さん。きっと有言実行されたことと思います(見に行かなくちゃ)。「おふろcafe utatane」の皆さんが楽しんで企画している様子が微笑ましくも、半端ない行動力に脱帽です。

「埼玉愛」あふれるお風呂とお芋であったまろう!
「埼玉愛」あふれる、お風呂とおいもであったまろう!
実は私自身、こちらの地元利用客の1人。ごくたまに来館してはお風呂でのんびり温まり、北欧風のおしゃれな空間で淡々とコーヒーを飲みながら漫画を読んで過ごしていました。そんな身近な場所に、こんなに熱い「埼玉愛」が動いているとは、露知らず。ほぼほぼ住宅街の町ゆえ「ここら辺は案内できる観光地は何もない」が口癖でしたが、いや、とっても素敵な場所がこんな近くにありましたね!
カフェでは季節フェアの他にも、魅力的なプランがいろいろ。朝6時30分~8時30分の「モーニング(軽食)」が380円~、21時以降の「レイトハッピーアワー」で生ビール、ハイボール、レモンサワーをなんと1杯199円でいただくことができるそうです。気前が良すぎます!宿泊もできますので、遠方の方も心ゆくまで楽しめますよ♪
と、伝えたいことが盛りだくさんになってしまいましたが、話を戻しまして!
今回取材した「富の川越いもフェア」は10月30日まででしたが、普段のメニューも「北欧のごちそう満喫プレート」や「ふわとろオムライス」など素敵なカフェメニューがそろっています。
広々したお風呂とサウナにぜひ足を運んでみてください!

住所:埼玉県さいたま市北区大成町4丁目179−3
TEL:048-856-9899
営業時間:10時~翌9時
大宮経済新聞・浦和経済新聞はコワーキングスペース7F(ナナエフ)・貸会議室6F(ロクエフ)・シェアオフィス6F(ロクエフ)を運営する株式会社コミュニティコムが運営する地域のインターネットニュースメディアです。イベントやお店の情報、お祭りやスポーツ、地元ならではの話題など「地域のハッピーニュース」を専属記者が取材し記事を書き、平日 1 本ネット配信しています。
貸会議室6F(ロクエフ)
https://office6f.com/
シェアオフィス6F(ロクエフ)
https://office6f.jp/
株式会社コミュニティコム
https://www.communitycom.jp/