浦和区太田窪にオープンして半年の「BAKE SHOP HOMIEY」を取材してきました。
こんにちは。大宮駅東口でコワーキングスペース7F(ナナエフ)を運営する株式会社コミュニティコムによる地域メディア媒体「大宮経済新聞・浦和経済新聞」のライター・丸山です。
2025年9月26日に浦和駅から徒歩またはバスでアクセスできる太田窪にオープンした「BAKE SHOP HOMIEY(ベイクショップホーミー)」。記事には載せきれなかったオープンまでの経緯や商品開発の裏話、特に一押しする必食パン7選の感想などをご紹介いたします。
浦和経済新聞の記事はこちらです。
浦和のパン店「ベイクショップ・ホーミー」、開店から半年 パン職人が独立(浦和経済新聞)
https://urawa.keizai.biz/headline/1054/
仲間とともに生まれた「BAKE SHOP HOMIEY」
元々アメリカの音楽や文化を好んでいた店主・敷野元気さん。店名は「BAKE SHOP〇〇」にしたいと考え、「〇〇」に入る言葉を探していたときに出会ったのが「Homie」という言葉。仲間や親友を意味するこの言葉に、落ち着ける家庭を意味する「homely」を掛け合わせ、「BAKE SHOP HOMIEY」と名付けました。
3人の男性がパンを手にするロゴは、敷野さんが以前勤めていたパン店「DAiSY」の仲間をモデルに、妻の彩花さんがデザインしたものだそうです。
前職ではコロッケパンやメロンパン、クリームパンなど、誰からも愛される定番商品に携わってきたこともあり、「子どもも親しみやすいシンプルなパンを最高のクオリティで届けたい」という思いを大切にしています。その一方で、大人に向けてはハード系パンの魅力も伝えたいと考え、幅広い層が楽しめるラインナップになっています。


4人でつくるパンとお店
新メニューの開発には、彩花さんや前職時代から共に働いてきた2名のスタッフの意見も積極的に取り入れています。特にサンドイッチは、カフェでの調理経験もある彩花さんのアイデアが多く反映されており、見た目やバリエーションの豊かさに敷野さん自身も驚くことが多いのだとか。
昨年末の福袋では、4人それぞれが考案・製作したパンやケーキを詰め合わせた内容に。まさに“4人5脚”でお店を作り上げている様子が伝わってきます。
「この3人がいなければ、このクオリティや品揃えは実現できていない」と語るように、長年の信頼関係がそのままお店の強みになっています。4人でアイデアを出し合うことで新商品も次々に生まれている一方、限られた陳列スペースの中で種類をどう増やしていくかが現在の課題とのことです。


地域に根付くための工夫と空間づくり
「長く愛される店にしたい」という思いから、オープン時のチラシ配布はごく近隣のみに限定。オープン需要による一時的な混雑や、その後の落ち込み、早い時間での売り切れを避けたいという考えがありました。その結果、来店客が知人にすすめるなど、口コミで少しずつ評判が広がっているのを実感しているそうです。
店内は木の温もりを取り入れたインダストリアルな空間。彩花さんと理想の雰囲気を共有しながら施工業者を探し、前職時代から馴染みのあった川口の業者と出会えたことにも縁を感じたといいます。また、店内のレコードや小物類の多くはスタッフによるセレクト。敷野さんもそのセンスを信頼して任せており、チームでお店を作り上げていることが空間にも表れています。
インスタグラムではお客さんの声を「ホミ活」としてまとめており、一つひとつの反応を大切にする姿勢からも、丁寧で実直な人柄が伝わってきます。


敷野さん一押しパン7選とこれから

カレーパンは外はサクサク、中は甘めで食べやすいカレーがたっぷり。スパイスの香りと玉ねぎの甘さ、ゴロっとした牛肉が印象的です。コロネはお会計後にカスタードを詰めるスタイル。サクサクのデニッシュ生地と濃厚カスタードが相性抜群です。季節のデニッシュ(イチゴ)は、旬のいちごの甘酸っぱさとサクサクの生地が魅力。アマンド生地やいちごジャムも重なり、風味豊かに仕上がっています。季節のデニッシュのイチゴは販売終了し、現在は他のフルーツへ切り替わっている。
たまごサンドは、自家製たまごサラダとベーコンのシンプルな組み合わせ。黒胡椒のアクセントと、ふかふかでほんのり甘いパンのバランスが絶妙で毎日でも食べたくなる味わいです。フォカッチャは外側の岩塩がアクセントになり、中はふんわり軽やか。表面のパリッと感と小麦の香りが楽しめます。
スイートブールはサクッとしたクッキー生地と、きめ細やかなふんわり生地。懐かしさと新しさを感じるバランスの良さが印象的です。檸檬のパンは、レモンの爽やかさに、ホワイトチョコの甘さとナッツの食感が重なる一品。セミハード生地の噛みごたえも楽しく、スライスし軽くトーストして冷たいバターを載せるアレンジもおすすめです。


今後は大好きだというハンバーガーの展開も視野に入れているそうで、こだわりのバンズを生かした新たな楽しみも期待されます。パンのおいしさはもちろん、その背景にある人とのつながりや信頼関係が伝わってくるお店。これから地域に根付き、長く愛されていく姿が思い浮かびました。
コワーキングスペース7F(ナナエフ)を運営する株式会社コミュニティコムでは、地域の情報をお届けするメディア媒体「大宮経済新聞」「浦和経済新聞」を運営しています。記事を読んでくれた地域の人が「こんなイベントがあるなら行ってみよう」「こういう施設がオープンしたなら見てみよう」「自分も同じようなイベントができるかも」と何かしらのアクションを起こすことで、地域の経済が少しでも動けば、地域を盛り上げることにつながります。