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任意参加のスタッフ交流会を毎月1回行う理由とその効果について、経営側視点で書いてみました。

こんにちは。コワーキングスペース7Fの運営代表者の星野邦敏です。

6月の7Fスタッフ交流会&カズヤくん送別会を、大宮駅ルミネ2の4階テラスのハワイアンBBQセットで開催しました!

コワーキングスペース7Fでは、このような任意参加のスタッフ交流会を毎月1回のペースで、コワーキングスペース7Fの外で、大宮駅周辺のお店で開催しています。飲食などの費用はもちろん会社負担です。

今月6月は10人のスタッフが参加とスタッフのお子さん2人の合計12人の参加でした。

7Fスタッフ交流会

今月は子育て中のお母さんスタッフのユキさんとリエさんの誕生月でそのお祝いもしました。正社員スタッフはともかく、アルバイトスタッフについて大学生やフリーランスは、大学卒業や海外長期留学やフリーランスとして完全に独立したりで必ずその節目に入れ替わりがあるので、気が付けば子育て中のお母さんアルバイトスタッフのユキさんとリエさんが一番長いアルバイトスタッフになっていて、シフトに入る回数は少なくても、やはり居てもらえることで全体が締まる感じで、とても感謝しています。

また、大学生アルバイトスタッフのカズヤくんが今年の夏からフランスのパリにまずは1年間の留学に行くので、7Fスタッフは今月までとなりました。約2年間スタッフをありがとうでした!

今回のスタッフ交流会のお店は、大宮駅ルミネ2の4階テラスで、ハワイアンBBQセットで行いました。
ルミネ大宮「ハワイアン・ビアガーデン」

ルミネ大宮のハワイアンレストラン「ラナイ ハワイアン ナチュラル ディッシュイズ」では、南国のリゾート感たっぷりの、開放的なビアガーデンを開催。気持ちよい風が通り抜ける広々としたテラス席で、カジュアルにBBQをお楽しみいただけます。
【営業時間】
 2016年4月21日(木)~
 16:00~22:00(L.O/21:30)
 ※荒天の場合は営業を中止させていただく場合がございます
【場所】
 ルミネ2/4F 「ラナイ ハワイアン ナチュラル ディッシュイズ」テラス
【席数】
 店内80席、テラス約120席
【メニュー内容】※価格は全て税込です
 <フードメニュー>
 ハワイアンBBQセット お1人様:¥2,400(2名様より受付)
 <ドリンクメニュー>
 120分飲み放題  お1人様:¥1,500(2名様より受付、L.O/終了30分前)
 (生ビール、グラスワイン、ハイボール、酎ハイ&梅酒、カクテル、ソフトドリンク)

 
このように、私達のコワーキングスペース7Fでは、任意参加のスタッフ交流会を毎月1回行っています。
スタッフ同士が交流する会を会社の経費負担において毎月開催している趣旨は、経営側視点で見ますと、以下のような理由があります。

(1)通常業務から離れた所でコミュニケーションを取ることで気が付くこともある。
食事を一緒にしながらの方が出てくる空間運営としての気付きやアイデアもあると思います。それらを共有することでアウトプットにも繋げていって、より利用者満足を高めていけると考えています。普段の通常業務では気付きづらいことをブラッシュアップするには、一旦普段の環境を離れてコミュニケーションを取るということが大切だと思っています。私達はコワーキングスペースや貸会議室やシェアオフィスの運営だけでなく、IT事業を本業としていますが、そちらも「開発合宿」と称して、あえて違う環境で仕事をすることがありますが、それも同じ理由です。

また、交流する中で、それぞれのスタッフが、現状どうなのか、将来どうしたいか、など、自然と把握することができますので、せっかく縁があって今この瞬間を一緒に働いているので、それぞれのスタッフの現状や将来の方向性により見合った仕事を用意することで、よりモチベーションを高めてもらって、そのスタッフにとっても良いインプットに繋がり、それが結果的に組織としても良いアウトプットに繋げることができると考えています。これらのそれぞれ個々のスタッフの将来の方向性やモチベーションの把握については通常業務中ではやり取りが難しい場合もあると思います。スタッフ交流会はこのキッカケにもなればと思います。

 
(2)スタッフ同士がコミュニケーションを取れていた方が運営が円滑に回る。
店舗運営であるコワーキングスペース側のアルバイトスタッフはシフト制ですので、普段コワーキングスペース7Fに入る曜日や時間帯がある程度決まっている場合は時間帯が重ならなくてあまり会わないスタッフ同士もいたりしますので、こういう機会でより交流を深めてもらいたいと思っています。

この効果としては、例えば大学生アルバイトスタッフの場合は、就職活動やサークルや課外活動などでどうしても緊急の他の予定が入って、シフト交代をたまにしないといけない場合もあると思います。また、子育て中のお母さんスタッフの場合は、お子さんの体調や予定などでどうしてもシフト交代をしないといけないこともあると思います。フリーランスをしつつアルバイトをして関わってくれているスタッフの場合は、自分の本業の方の仕事でこれだけはどうしても優先させなければいけないという用件が出てくることもあるかもしれません。これらの時、スタッフ同士がそれぞれの近況を把握していて、仲も良ければ、シフト交代もスムーズに行くと思います。シフト交代を頼む方も誰が今逆に多くシフトに入りたいと思っているか把握できるはずで、そういったコミュニケーションにもなればと思っています。

これは、会社として考えた場合、店舗を回すという視点で考えますとやはりどうしてもシフトを埋めて人を配置することは大切になります。しかしながら、不測の事態は仕方がないと思います。今の時代、何が何でもシフトを絶対に優先しろと言うような時代では無いと思います。アルバイトであれば尚更です。とはいえ、経営側ではお店を回さないといけないので調整が必要になることがあるかもしれません。そこで、この際に、スタッフ同士がコミュニケーションの取れる関係にあれば、シフトの調整をそれぞれでやってもらえるので、会社として調整コストが下がります。そして、スタッフ側から見ても、モチベーションを下げることなくスタッフを続けることができるのではないかと考えています。

 
(3)スタッフとして関わってもらうことのプライオリティ(優先順位)を上げてもらいやすい。
例えば大学生アルバイトスタッフの場合、今の大学生は、私が大学生だった頃に比べて所属しているコミュニティが多いように思います。例えば、私が大学生だった15年くらい前は、サークルやゼミという活動はありましたが、今ほど企業インターンや学生団体の活動が盛んではなかったように思います。インターネットの普及も関係していると思いますが情報へのアクセスが簡単になったことで、自分が望めば色々な活動に参加できるというメリットがあるのだと、大学生スタッフの話を聞いていて感じています。

この時、1人の大学生が所属している数多くのコミュニティの中で、アルバイト先としてのコワーキングスペース7Fも魅力的でないと、どうしてもその人の中でコワーキングスペース7Fで働くということのプライオリティ(優先順位)が下がってしまいがちになると思います。すると、シフトにあまり入ってくれなくなったりと、私達の運営にも支障が出る恐れがあります。

よく、魅力的な人を採用するためには、自分達の会社や組織がまず魅力的でなければそれ以上の人は採用できない、というような趣旨のことが言われますが、これはその通りだと思います。それくらい今の大学生は活動の選択肢が多いように思います。

したがって、方法はいくつもあると思いますが所属意識を持ってもらい私達を選んでもらうということは大切だと思っていまして、そのための仕組みのいくつかの1つにスタッフ交流会があると考えています。

 
(4)情報発信をすれば、将来の人材採用に向けて、私達のことを知ってもらえる機会になる。
今のコワーキングスペース7Fは、一度公式にスタッフ募集を自分達のWebサイトやFacebookやTwitterなどに掛ければ、30人〜40人の応募が来て、その中から2〜5人の採用をする、ということを、年に一度くらいのペースで公式の求人募集をしています。
コワーキングスペース7F アルバイトスタッフ・インターンシップ・正社員スタッフ募集 | コワーキングスペース7F

アルバイトスタッフについて大学生やフリーランスは、大学卒業や海外長期留学やフリーランスとして完全に独立したり結婚したりで必ずその節目に入れ替わりがあるので、それに合わせてという形です。幸いなことに、現在はそういった節目以外で抜けるスタッフがほとんどいないので、採用募集も年に一度ペースになっています。
重要な点として、節目以外で不意に辞めるスタッフが現在はいません。コワーキングスペース7F運営当初からそうだったわけではありませんが、今は無いという感じですね。
経営者としての色眼鏡ではなくて、今は良い雰囲気で運営ができていると思っています。

新しくスタッフを募集した時に、募集しようと思う人は、給料や待遇や勤務地などももちろん重要だと思いますが、それ以外に、スタッフとして関わることでどういう価値があるのか、何が得られるのか、ということも考えると思います。また、職場の雰囲気だったり、既存スタッフはどういう人か等も気になると思います。
この時、こういった任意参加のスタッフ交流会が月1回あるということも、雰囲気が良さそうな様子も、関わってみたいなと思ってもらえる要素の一つだと考えています。

募集が多ければ、その中から自分達に合った人を採用しやすくなるので、より組織も成長して雰囲気も良くなりますし、ミスマッチが無くなって採用後にすぐ辞めることも無くなるかと考えています。

例えば、コワーキングスペース7F運営当初は、アルバイトスタッフを募集してもそこまで応募があったわけではありませんので、3人に2人は採用した形でしょうか。店舗の運営ということもあって、シフトを埋めて空間を回さないといけませんから、この段階では、採用するかどうかギリギリで迷った時には採用するというフェーズとなります。運営当初のアルバイトスタッフもとても良く回してくれたと今でも感謝していますが、私が未熟だったこともありますが、上手く合わずにすぐに辞めた人もいたし、こうして欲しいのにそう動いてくれない等の行動の価値観のコミュニケーションギャップもあったように思います。
一方で、コワーキングスペース7Fの運営も4年目となりまして、今ではコワーキングスペース業界も以前より知られるようになりましたし、私達自身の実績も増え、体制も整っていて、あとは、7Fスタッフを卒業した後の進路として希望する企業に勤める人やフリーランスとして完全に独立できる人なども出てきて魅力的に思ってもらいやすくなっているのか、、公式募集をすると応募がとても多く、今だと8人に1人採用するくらいです。つまり、採用するかどうかギリギリで迷った時には採用しないと即決できるフェーズとなります。沢山の応募がある中で、8人に1人の割合で採用すれば良いとなりますと、私達に合った人を採用しやすいですし、採用される側も私達のことをよく知っている人を採用することができますので、スムーズになります。
コワーキングスペース7Fの「クレド」を作ったり、色々と試行錯誤をしていますが、いずれにしましても、応募人数が多ければ、それだけ優秀で、かつ、自分達に合った人を採用しやすいと、経験として思います。

店舗運営において、採用するか迷った時に、でも人がいないから採用せざるを得ないフェーズと、採用しなくても良いフェーズは、天と地ほども違うと認識しています。それは組織としてもより良い方向に進むと思いますし、それが利用者満足にも繋がると思います。

そういった情報発信の見せ方や実際のコミュニケーションとしても、スタッフ交流会は、組織として成長する際に必要となる人材採用と良いプラットフォーム作りにおいて、非常に重要だと思っています。

なお、今年の8月にまた、年に一度のスタッフ募集をする予定ですので、もし私達のコワーキングスペース7Fにご興味を持っていただけましたらぜひご応募ください!
コワーキングスペース7F アルバイトスタッフ・インターンシップ・正社員スタッフ募集 | コワーキングスペース7F

 
(5)純粋に、仲が悪いより仲が良いほうがいい。
上記は、経営側視点で見た場合でして、そういうことを置いておいたとしても、まあ、普通に考えれば、一緒に働いているスタッフ同士の仲は悪いより良い方が絶対にいいはずで、ほら、あの人がいるから行くの嫌だな、みたいな職場は嫌じゃないですか。職場の人間関係が悪いと絶対にパフォーマンスも落ちると思いますし、小さい組織でそれがあったら成長は無いと思います。ですので、コミュニケーションを取りたいと思ってもらえれば嬉しいなと考えています。
実際、ブログ記事になっているのは以下くらいかもしれませんが、それ以外でも、コワーキングスペース7Fを離れた所でも、スタッフ同士で遊びに行ったり食事に行ったりもしているみたいです。
7Fスタッフ卒業旅行 – はとバスツアーに参加 – 海鮮浜焼き食べ放題&鴨川シーワールド | コワーキングスペース7F

 
と、このように書くと、なにやら経営や運営だけを考えてスタッフ交流会をしているような印象になってしまうかもですが、もちろんそういう側面も私には当然にあるわけですが、何より自分で会社を作っておいて自分の職場の雰囲気が悪いとなりますと、そうなるためにリスクを負って起業したわけではないと思ってしまうところですね。人を雇用するということも大変重いことで、社会保険の会社負担額なども、自分がサラリーマン時代には意識しなかったことですし。
せっかくなら、会社が維持継続することが前提ではありますが、楽しくないより楽しい方が良いし、雰囲気が悪いより良い方がいいですしね。

今月はカズヤくんラストということもありましたが、任意参加でスタッフ10人とお子さん2人と集まって、より良い社内の雰囲気を作って、それが外部や仕事にも伝われば良いなと思っています。

ごくたまに毎月任意参加のスタッフ交流会をなんでやっているの?と聞かれることもありましたので、その理由とその効果について、経営側視点で書いてみました。人を雇用するまで、このようなことは考えたりはしてこなかったのですが、試行錯誤の歴史の中で今はこのようになっています。将来的にはまた仕組みなども変わるかもしれません。今はスタッフ数が20人弱ですが人が増えてきたらまた別の仕組みや方法があるのかもしれません。私達の本業であるIT側の仕事より空間運営側はより属人的な印象ですね。これからも試行錯誤をしていってより良くしていければと考えています。

いずれにしましても、最も大切な1つを挙げるとするならば、現在は、人材採用もちゃんと出来た上で、採用後の離職も少なくて、店舗運営としての人材リソースには困っていない、という点では良かったと思っています。そして、人材採用や定着率向上は初めからスムーズだったわけではありません。試行錯誤の歴史の中で色々な取り組みを行い改善されていきました。月1回のスタッフ交流会もその取り組みの1つです。今後もより良くしていければと思っています。
私もまだまだ経験値が多くあるわけではありませんが、一つの情報共有としまして、どなたかの参考にもしなりましたら嬉しいです。