【7Fユーザーインタビュー】株式会社ロケット大島剛さん 銀行員を辞めて電子書籍ビジネスで独立
こんにちは!スタッフのあいです。
今回は、コワーキングスペース7Fをよく利用してくれるお客さんにインタビューをしてみました!
コワーキングスペース7Fに行ったことがない人には、「こんな面白い人がたくさんいるんだよ!」ということを知ってもらい、
コワーキングスペース7Fに来てるけど意外に他の会員さんと話したことがない・・・そんな人には交流のキッカケになったらいいなと思います。
第1回目のインタビューに答えてくれたのは、コワーキングスペース7Fの月額会員の大島剛さんです。
~~お仕事について聞いてみました♪~~
電子書籍という新しいビジネスモデルが立ち上がったということにわくわくしたんです。
大島さんが手がけている電子書籍。
―電子書籍のお仕事とはどんなお仕事ですか?
大島:知り合いの作家先生から原稿をお預かりして、僕が電子書籍化して、それをアマゾン等で販売しています。
本が売れると、アマゾンの手数料を引いた分が入ってくるので、そのうちの何割かを作家の方にお返しして、残りが利益になるというビジネスをメインでやっています。
―この仕事をしていて面白いところは?
大島:出版に携われるような仕事をしてみたいと以前から漠然と思っていたので、その業界で仕事ができるのは楽しいです。
それと、紙の本の出版と違って在庫リスクや初期投資がかからない分、粗利が高いビジネスかなと思って飛び込んだんです。現在は販売部数が少ないのであまり儲かっていないんですが(笑)
―どうしてその仕事を始めたんですか?
大島:電子書籍という全く新しいビジネスモデルが立ち上がったことに、わくわくしたんです。
ネットやアプリが流行り出した時に、興味や知識があるのにその世界に飛び込めなかった自分に後悔があったんです。
そんな時、たまたま電子書籍というビジネスが出てきて、「これより先にもうビックウェーブは来ないんじゃないかな」と思って乗ってみました。
ファンである作家先生の作品を、自分用に楽しむために作ったことが直接的なきっかけだとか。
―逆にこれからが楽しみな業界ですよね。
大島:これから市場が小さくなるはずはないので、コツコツとやっていくしかないのかなと思っています。
世界的にはアメリカ、ヨーロッパが進んでいますので、日本も同じくらい普及していけば市場は2倍3倍と大きくなります。
それまでひたすら待つしかないのかなと思っています。
―目標や今後のビジョンはありますか?
大島:紙の本は、新刊で出た時にバーンと売れて、半年くらい経つと売れなくなるんですね。
けれど電子書籍は最初大きくは売れないんですが、毎月同じくらいずつ売れるんです。
なので販売数を増やせば、ゆるかやですけど売り上げが伸びてくるというのが分かったので、今のところは販売数を増やすというのを一生懸命やっています。
それからアマゾン以外に販路を増やすこと。
あとは実績を積み上げて行って、他の作家先生からもお声掛けをいただけるようにしたいと思っています。
空いた時間を使って、電子書籍と連動させたアプリも開発中だそうです。
―コラボしてみたい人はいますか?
大島:個人の人で、紙の出版をしていない人。
意外と埋もれてしまっているブログ等のテキストを、電子書籍化することで注目されることもあります。
電子書籍でその人を知ってもらい、ブログを訪ねてもらえる可能性もあります。
ブログを書いているだけではお金を生まないけど、電子書籍化することでマネタイズのルートができる。
そういう個人の方が電子書籍を出すお手伝いができればと思います。
電子書籍が売れたのがきっかけで、紙の本が出せたら嬉しいですね。
独立したい人には、あえて「絶対そのまま残れ」と言います。
―独立する前は銀行員だったんですよね。
大島:はい。15年ほど会社員をやっていました。
35歳くらいの頃に体を壊したのを契機に、5年くらい下準備をして、40歳になって独立しました。
―独立したい人に向けてのアドバイスはありますか?
大島:僕は、働く=会社に勤めるというのを長くやっていたので、「会社に勤めなくても食べていける人っていうのは、世の中こんなにいるんだ!」というのを飛び出て初めて知りました。
ですので、コワーキングスペース7Fみたいな場所に顔をだして、「世の中にはこんな人がいるんだ」というのを見ておくのはいいかもしれません。
知ることによって、価値観に縛られないもう一つの軸ができるので、行き詰まり感が緩和されんじゃないかなと。
大島:独立してやっていけるような人は、周りから反対されてもやるような人でないと成功できないので、「会社やめるな絶対そのまま残れ」と言われて、「やっぱりそうですよね」という人はそもそも向いていない、もしくはその時期じゃない。
なので僕はあえて「辞めるな」と言っています。
「いや、それでもやりたいんです!」という元気のある人なら、やった方がいいと思います。
それと、今はネットやスマホが発達したので、会社を辞めなくても他のことができるような時代になっちゃいましたよね。
「貴方がやりたいことは、本当に辞めなきゃできないことなの?」と一回冷静に振り返った方がいいかもしれません。
たとえば相手から打ち合わせの打診メールが来ても、スマホがない時代では、いったん家に帰ってパソコンを立ち上げないと返事ができなかった。
でも今はその場でメール返信ができる。
本業の仕事をしながら、平日の真昼間でも他の仕事の話が進められる。
相手はまさか自分が会社勤めしているんて思わないかもしれない。
最初にiPhoneを持った時、これはすごいなと思いました。
無理して辞める必要ないし、辞めなくてもやりたいことが実現できる時代になったなと思います。
僕は辞めちゃったんでもう遅いんですけどね(笑)
~~~コワーキングスペース7Fについて聞いてみました♪~~~
コワーキングスペース7Fに通うために大宮に引っ越したんで、つぶれちゃうと困るんです(笑)
―大島さんがコワーキングスペース7Fに初めて来たのはいつ頃ですか?
大島:1年半くらい前ですね。もともと草加の自宅で仕事をしながら、時々カフェで仕事をしていたんですが、どうしても一人だと煮詰まってしまって。考えてみたら一週間誰とも会話していないな(笑)なんて日々が続いた時に、ホームページで見たコワーキングスペース7Fのことを思い出して訪ねてみました。
―それからコワーキングスペース7Fに通うために大宮に引っ越したんですよね。
コワーキングスペース7Fに来たら仕事がはかどったので、大宮に週2~3回通うようになりました。けれど、通勤電車が嫌で会社を辞めたのに、結局交通費や通勤時間がかかっているじゃんと。それだったらと、大宮に引っ越してきました。だからコワーキングスペース7Fがつぶれちゃうと困るんです(笑)
コワーキングスペース7Fは仕事をする場というより『学生時代の部室』
―大島さんにとってコワーキングスペース7Fの印象はどうですか?
大島:他のコワーキングスペースではIT系の方が多く、日本でもトップクラスの仕事ができる人たちが集まっていたりして、どうも僕はついていけなかったんです。
コワーキングスペース7FはIT系の方は半分くらいで、他は学生さんが受験勉強したり、資格の勉強をしたりしていて・・・僕個人としては仕事をする場というより、学生時代の部室に来ているうな感じ。
行かなきゃいけない場所ではない、けれど行けばいつでも受け入れてくれる懐の深さがある。
いい意味で学生時代の部室のような居心地のよさがありますね。
―大島さんどうもありがとうございました!!
優しくおおらかで、いつも丁寧に受け答えをしてくれる大島さん。このインタビューも快く承諾してくれました。
ちなみにアニメ・ゲーム好きな一面もあるそう。
打ち合わせなどでいない日以外はほぼコワーキングスペース7Fにいらっしゃるとのことで、今月から始まるマネタイズ部に参加もされるそうなで、
気になる方がいたらぜひ声をかけてみてくださいね!