【坂めぐり】元赤坂編
こんにちは!7Fスタッフのカズヤです。
今回は四ツ谷駅周辺から赤坂見附駅へのルートで坂をめぐってきました!
四ツ谷駅から出て上智大学沿いにホテルニューオータニ方面へ歩を進めるとすぐにこの地帯が起伏に富んでいることが分かります。一番下まで下がったら右手に紀尾井坂が現れます。
【紀尾井坂】
長さ:★★☆☆☆
傾斜:★★★☆☆
景観:★★☆☆☆
歴史:★★★★★
紀尾井坂の「紀尾井」とは昔この辺りに「紀伊家」、「尾張家」、「井伊家」がお屋敷を構えていてそれぞれの頭文字を取って命名された歴史ある名前です。
また、この場所では大久保利通の暗殺事件で知られる「紀尾井坂の変」の舞台でもあります。
紀尾井坂を登り切って少し歩くと大通りに出ました。外堀通りと首都高が並行して走る紀伊国坂です。
【紀ノ国坂/紀伊国坂】
長さ:★★★★☆
傾斜:★★★☆☆
景観:★★☆☆☆
歴史:★★★★★
紀伊国坂は赤坂御用地の東側に位置する横幅の広い交通量の多い坂です。
坂の西側にかつて紀州藩上屋敷が存在したことから紀伊国坂という名で呼ばれているそうです。この坂が赤坂という地名になっている説もあるとのこと。
坂の名前と由来を示す柱が木製になったことから港区に入ったことが分かりますね。
僕が知る限り、港区(以前の記事:【坂めぐり】麻布十番~広尾編)が木製の柱を標識として使っているのに対して千代田区や北区は鉄製の柱を標識として使っていることが多い印象です。
ちなみに文京区(以前の記事:【坂めぐり】雑司ヶ谷~茗荷谷編)は柱ではなく鉄製の看板で坂の名が記されていることが多いです。
区によって坂の標識が違うという事を知っているといつか役立つ日が来るかもしれませんね…いつか!
紀伊国坂から脇にそれて青山通りを目指して歩き続けます。すると…!!
おわかりいただけるでしょうか
なんとここでは2つの坂を同時に見ることができます!左が九郎九坂で右が弾正坂です。
【九郎九坂】(くろぐざか)
長さ:★☆☆☆☆
傾斜:★★☆☆☆
景観:★☆☆☆☆
歴史:★★★☆☆
この坂の名は九郎九さんという鉄砲の名手が住んでいたことから由来していて近くに射撃場があったことから鉄砲坂とも呼ばれているそうです。
【弾正坂】
長さ:★★★☆☆
傾斜:★★☆☆☆
景観:★★★☆☆
歴史:★★☆☆☆
弾正坂は九郎九坂と同じ位置からスタートし、青山通りをまたいで赤坂警察署の先まで至る坂です。
弾正坂の坂上を左に曲がって歩くと牛鳴坂に到着しました。急な坂なので荷車をひく牛が鳴いたことから由来しているユニークな坂です。
でもこの坂、今は牛ではなく”ある動物”に取って代わられてしまったんです…
見られてる…
【牛鳴坂】
長さ:★☆☆☆☆
傾斜:★★★★☆
景観:★★★★☆
歴史:★★☆☆☆
牛鳴坂を後にして南に進むと階段状の坂があります。丹後坂です。
【丹後坂】
長さ:★☆☆☆☆
傾斜:★★★★★
景観:★★★★☆
歴史:★★★☆☆
階段になっている坂がなぜ階段なのかというと、あまりに角度がつきすぎていて段差がないと上り下りできないからです。
急な角度に目を取られて足元ばかり見ていては丹後坂の醍醐味は味わえません。階段を下りる時に正面を見てみましょう。
ドーンと赤坂bizタワーがそびえています。地形の境目であるからこその良い景色ですね。丹後坂が地形の境目をハッキリ表していて面白いです。
丹後坂を下り左に進むと赤坂見附駅に到着します。今回の坂めぐりはここまでです。
二つに分岐している坂があったり、ラクダがいたり、地形の境界線にあったり特徴的な坂がこのエリアには多いですね。徐々に暖かくなってきたので春の散歩がてら坂をめぐってみる事をオススメします!