【坂めぐり】目黒編

こんにちは!コワーキングスペース7Fスタッフのカズヤです。今月はJR山手線目黒駅から出発して東急東横線中目黒駅まで坂めぐりしてきました。
目黒川が流れる場所が溝となっていて両側が丘のようになっているエリアは起伏が激しく歩いていて面白かったです!
坂めぐりを始める前に、今回坂めぐりしたエリアがどれだけ起伏が激しいかを理解するために、まずは目黒駅周辺とコワーキングスペース7Fのある大宮駅周辺をGoogle Mapの地形図を使って比べてみます。


どうでしょうか!大宮駅周辺が平坦なのに対して、目黒駅周辺はかなりボコボコした地形です。
それでは目黒駅から出発して坂めぐりを始めましょうー。
目黒駅です。
目黒駅を出ると目黒通りが目の前に通っています。
目黒駅を起点として西方向に目黒川へと伸びるのが権之助坂(ごんのすけざか)です。

横幅が広い坂で比較的緩やかな坂でした。標識を探したのですが残念ながら見つかりませんでした。
目黒通りをそのまま目黒川方面に下ろうと思ったのですが、目黒通りの横に面白そうな道があったので、そちらに進んでみました。すると…
面白そうな坂を発見しました!もう少し下ってみます。
急な坂でした。結構人通りが多く、頑張って坂を上っている人がたくさんいました。
この坂の名前は行人坂(ぎょうにんざか)と言います。

標識にはこんな感じで坂の名の由来が書かれていました。
寛永の頃、出羽(山形県)の湯殿山の行人が、このあたりに大日如来堂を建立し修行を始めました。しだいに多くの行人が集まり住むようになったので、行人坂と呼ばれるようになったといわれています。

行人坂を下まで下ると目黒川が流れています。
目黒川周辺が目黒エリアで一番土地が低い一帯のようです。

目黒川を渡って、次の坂を目指します。
不動公園に着きました!
この不動公園には興味深いものがありました。
おそらくこの公園の中で土地の高さがガクッと上がっているようで、その土地の高低差を活かしたロッククライミングのような遊具がありました。
この公園の脇に沿うように次の坂は現れます。この坂の名前は、
三折坂です。何て読むと思いますか?
正解は、坂の名前とその由来を示す標識で見てみましょう。
みおりざかと読むそうです!
僕はこの坂の雰囲気が気に入りました。雨が降っていたこともあって坂の良さがさらに引き立てられていました!
三折坂(みおりざか)

三折坂を後にして北に進みます。
再び目黒通りに合流すると今度はまた別の坂が目の前に現れました。
それが金毘羅坂(こんぴらざか)です。
今回は歩道橋の上から坂上と坂下の写真を撮ってみました。


このまま中目黒方面に進んでいきます。
すると、土地の高さが変わる境界を発見したのでその境界線にそって歩いて進みました。

境界線沿いを進むと左手に坂が現れました。
十七が坂(じゅうしちがさか)です。
この坂はかなり傾斜が急で登っていて楽しかったです。
そして坂を境にして町の様子が変化するのも坂めぐりの面白いところです。
いつも都内の坂めぐりをしていて思うことは、坂の下に広がる町と、坂の上のエリアは全く異なる顔を持っていることです。全ての坂をめぐったわけではないので断定はできませんが、坂上にはお屋敷街が広がっていて、坂下はそうではないケースが非常に多いです。

そのまま同じ道を進みます。
すると次にあらわれるのは、馬喰坂(ばくろざか)です。
名前から想像して、かつて馬を食べる場所だったのかと思ったのですが、標識に書かれている由来をみるとそうではないようです。
標識を見てみると坂の名の由来には以下の2種類があるそうです。
- 馬の鑑定や売買を行う馬喰=博労から由来する説
- 目黒の古い方言で「風雨にさらされ穴のあいた状態」を示す言葉から由来する説

馬喰坂を過ぎると今回の坂めぐり最後の坂である、なべころ坂に到着です。

なべころ坂は傾斜が15%であることを示す標識があったのですが、そこまで急に感じませんでした。おそらく坂の長さが影響してあまり角度がついていないように見えるのだと思います。
自転車でサーッと走りたい坂でした。
そんなわけでなべころ坂を下り終えると今回の坂めぐりは終了です。
山手通りまで少し歩いて、そこから道なりに中目黒駅まで歩いていくとゴールです。
目黒周辺は高低差があって坂めぐりにはベストな場所でした。最後に今回歩いたコースをご紹介します。
それではさようなら!