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コワーキングスペース7Fの「クレド」を約3カ月掛けて作った理由や作成手順など。

こんにちは。コワーキングスペース7Fの運営代表者の星野邦敏です。

コワーキングスペース7Fとしての「クレド」を作りまして、公開しました。
コワーキングスペース7Fの「クレド」

「クレド」とは、ラテン語で「志」「信条」「約束」を意味する言葉で、企業や団体や空間としての理念や行動指針を示したものです。

「クレド」で有名なところとしては、ザ・リッツ・カールトンのクレドが有名で、ザ・リッツ・カールトンのホテルの受付に行って「クレドをください」と言うと、ザ・リッツ・カールトンのクレドが書かれた名刺サイズの紙をもらえたりもします。
ザ・リッツ・カールトン :会社概要:ゴールド スタンダード

2015年1月のコワーキングスペース7Fのクレド作り

ここで、組織として、いわゆる理念や行動指針がなぜ必要なの?と言う点で、具体例としておそらく分かりやすい事例としては、「クレド」という言い方をしていませんが、例えば、東京ディズニーランドや東京ディズニーシーを運営しているオリエンタルランドでは、行動規準「SCSE」が公開されています。
行動の鍵となる「SCSE」 | CSR情報 | オリエンタルランドグループ

「SCSE」は、Safety(安全)、Courtesy(礼儀正しさ)、Show(ショー)、Efficiency(効率)の頭文字をとったもので、全キャストにとって、ゲストに最高のおもてなしを提供するための判断や行動のよりどころとなっています。「SCSE」は、その並びがそのまま優先順位を表しています。

この中で、上記の引用の通りで、ディズニーランドやディズニーシーでは、何よりも「Safety(安全)」を重視していることが分かる行動規準です。日々の業務はもちろん、もし仮に何か不測の自体が起きた時にキャストの行動の優先順位にもなる、ということですね。これがもし仮に「Efficiency(効率)」が最優先だとしたら、おそらくはキャストと呼ばれるスタッフの皆さんの行動も変わるのではないかと思いまして、やはり何を優先するか、何のためにやっているか、ということは重要で、オリエンタルランドの行動規準「SCSE」は勉強になります。

コワーキングスペース7Fの「クレド」を作った理由

さて、コワーキングスペース7Fとして、このような「クレド」をなぜ作ったか、と言いますと、主な理由は以下の通りです。

(1)スタッフが増えて、代表者が現場に入ることも少なくなり、組織としての共通認識が必要になったから。

コワーキングスペース7Fは、2012年から運営して3年目になりました。オープン当初は私が一人で回していましたが、正社員スタッフ・アルバイトスタッフが増え、私が受付に入ったり通常業務に関わることが完全に無くなりました。オープン当初は大学生のスタッフと本業はフリーランスのスタッフを中心にアルバイトのみで構成されていたので、運営3年目となった今となっては、大学卒業や海外留学や転職が決まったり結婚したりフリーランスとして独立したりで、皆コワーキングスペース7Fスタッフを卒業して次のステージに進んでいるので、私が受付に入っていた頃を知っているスタッフは、正社員スタッフを除けば、誰もいなくなりました。すると、当初は都度スタッフに話していけば良かったものが、コワーキングスペース7Fの利用者増加や知名度が高まったことで代表者としての仕事は通常業務以外にも増えてしまうもので、現実問題としてはオープン当初のように接点を持つ機会を常に作れるわけではなくなりました。ここにスタッフが増えた時に組織として行動しようとした際に、そもそもなんでコワーキングスペースを運営しているんだっけ?という点を伝えづらくなるという問題点が生じるのだと理解しました。
そこで、私達はなぜコワーキングスペースを運営しているのか、その目的や社会的意義や行動指針などの共通認識としての「クレド」を、1枚のカードや1枚のページにまとめていきたいと考えました。ありがたいことに、今はコワーキングスペース7Fの利用者さんもスタッフも多くて人もお金も回っている一方で、私が1人でガガガガガーと運営していた頃とは異なり、スタッフも10人を超えて、今後どうなるかは分かりませんがもし多店舗展開や増床も視野に入れておこうとすると、それこそ物理的に代表者が全部を見ることは不可能になるわけですから共通認識の共有とその仕組みの必要性を感じてはいました。

(2)スタッフに判断基準と自由裁量を与えたかったから。

私達コワーキングスペース7Fは朝7時から夜23時まで年中無休で開けていまして、1日平均80人くらいの人が利用しています。約65坪215平米の空間において、1日80人平均の利用者数というのはコワーキングスペース業界では多い方だと思いますが、回転率の勝負では無いこの業種業態において、1日16時間営業して単純に時間で割ると、1時間に5人しか来ていないわけです。しかも、月額会員が100人近くいるコワーキングスペース7Fにおいて、1日の利用者さんの半分は月額会員さん、ドロップイン利用は1日30~50人くらいが通常時でして、初めて利用の人も毎日数人はいますが、多くは複数回の利用をされている方々でコワーキングスペース7Fの使い方も分かっていて、かつ、月額会員さんにいたっては会員カード管理なので都度のお金のやり取りもありませんのでその場合は入室時の受付スタッフの業務はありません。
すなわち、誤解を恐れずに言えば、コワーキングスペースでのアルバイトは、飲食店やコンビニや駅ナカなどでのアルバイトと比べてしまえば分かりやすいですが、いわゆる通常業務が少ない時間の自由が利く楽なアルバイト、と捉えることもできるかもしれません。実際に、他のコワーキングスペースによっては、利用者さんに利用料を割り引く形で特定の時間帯だけ受付をお願いしてもし人が来たら対応してとお願いしたりするコワーキングスペースもあるようです。このような方法は人件費による支出が減りますので一つの方法かもしれませんが、私はそれをしませんでした。それは、実際に自分でコワーキングスペースを運営をしてみたら分かることではありますが、実際に取り組もうと思えば取り組める業務は無限にあるもので、それはちゃんと仕事としてスタッフになって関わってもらって、売上をより上げることでスタッフに経験だけでなくお金としても還元して雇用をより生んだ方が良いと考えているからです。具体的には、コワーキングスペースという場所を活かして自分でイベントや勉強会を開いたり、Facebookページを更新したりブログ記事を書いたり等の情報発信をしたり、利用者さんと話してみたり、場合によっては外部の関連するイベントに参加してみたり、ハード面や仕組みの面でもここは変更してみたら良いのではないかという提案があれば予算を付けるので取り組んでもらったり等です。それら全てスタッフの業務として自分達で判断して行動ができれば受身的にならず、スタッフ自身の経験にもなる上に、コワーキングスペース運営に関わっていて楽しいのではないかと考えています。そして、経営側が望む動きを自主的にしてくれるようになれば、経営側は経営に集中することができて、よりサービスの向上や新しい事に取り組む流れに繋げることができると思います。ただし、スタッフに自由裁量権を広く認めれば、皆が皆、自主的に適正な方向で取り組んでくれるかというと、どんなに優秀であってもおそらくは難しいはずで、その際の判断基準を明確にして、その上で自由裁量を渡して行動してもらい、その後にまたコミュニケーションを取ることでフォードバックと次回の行動に繋げる、といった、組織としての動き方をしていかないといけないと考えています。その判断基準をクレドで位置付けることで、自由裁量権を広く認めることがより自主的に動きやすくなる方法の一つかなと考えました。

(3)このタイミングで皆でクレドを一緒に考えた方が良いと思ったから。

コワーキングスペース7Fという空間自体も運営が3年目となり、当初と同じ空間のまま、というわけにはいきません。それは利用者数も増えましたし、コワーキングスペース業界自体も3年前より拡大していますし、スタッフも増えましたし、なにより私達の知識と経験と人脈も増えたので、変化して成長していくのは当然です。そこで、私の独断だけでなく、今、このクレドを作ろうというタイミングで、スタッフとして関わっている皆で一緒にクレドを作ることで、コワーキングスペース7Fという場所について改めて考える機会としまして、コワーキングスペース7Fの存在意義や理念、同時に、関わるスタッフ自身の自己実現も考えられる、という方向性に持っていきたいと思いました。私達はなぜコワーキングスペースを運営しているのか、なぜスタッフとして関わっているのか、価値観の共有と明文化が一緒にできたら強いなと思いました。

(4)対外的にも分かりやすいから。

「コワーキングスペース」と言った場合に、私が始めた3年前に比べたらピンと来てくれる人は増えましたが、それも起業家やフリーランスやIT事業者や街づくり関係や不動産業界に関わっている人達などの中だけの話で、道を歩いている人に、「コワーキングスペースを知っていますか?」と聞いたら、おそらくは100人中3人くらいしか知らないのではないでしょうか。まだまだ認知は低いと思います。そのような時、コワーキングスペースを知ってもらうことはもちろん、コワーキングスペース7Fも知ってもらえたらと思う中で、私達のクレドが明文化されていれば、より伝えやすいと考えました。

(5)いくつかの知り合いの会社がクレドを作り始めて良いと言っていたから。

私自身、ITで東京で起業した頃から数えると、個人事業主として開業して10年目、法人化して8期目になりました。自分で事業を取り組んでいたり、経営者の知り合いも、相当に増えた中で、10年も自分でやっていると、その後の経緯と言いますか、成長して大きい会社になった人も見ていれば、残念ながら会社としては上手くいかなかった人も見聞きしてきました。今度、クレドを作ろうかと思っている、というようなことを話してみたら、例えば、空間運営では先輩の山村さんの展開する「勉強カフェ」さんにはクレドがあったり(クレド|株式会社ブックマークス)、大学時代の先輩でもあり弊社の顧問弁護士でもある田村くんや堀井さんの弁護士法人にもクレドがあったり(フラクタル法律事務所のクレド|弁護士法人フラクタル法律事務所)、他にも意外にクレドを用意している企業があると感じたことがあります。横並び的な判断ではなくて、10人を超えたくらいの規模で上手く運営を回していて、実際の裏側までは知りませんが少なくとも外から見る限りではスタッフも活き活きしてそうに見える会社にはクレドなり、クレドという言い方をしていなかったとしても似たような方針の明文化のようなモノがあるように感じました。そこで、スタッフも10人を超えて、また、運営としても落ち着いて考えられるようになったタイミングとして、クレドを作ろうと思いました。

コワーキングスペース7Fの「クレド」を作った作成手順

実際に「クレド」を作ろうと思っても、どう作っていったら良いのか分かりませんでした。私が決めれば良いのであれば、ウチのクレドはこうです!と言って終わらせることもできます。例えば、私は代表者挨拶(コワーキングスペース7F代表者挨拶 – 星野邦敏 | コワーキングスペース7F)にも書きました通りで、コワーキングスペース7Fを作った目的は、(1)創業支援・就労支援(2)子育て支援(3)地域の課題解決の場、という3点でした。この目的は目的として、もちろん残しておきつつも、ただ、実際問題として、起業経験が無い人や雇用主になった経験が無い人に、実際の創業や就労を支援できるかというと、感覚が分からず難しいと思います。ましてや学生アルバイトスタッフもいる中で、これらの目的を実務ベースに近いタスクとしたところで、具体的に何をしてどう行動したら良いか分からない、ということも理解できます。そこで、クレドは一度決めたら変更してはいけないものではないので、こういう組織の理念や行動指針について皆で決めて学生スタッフが関わるのも彼ら彼女らの経験にもなると思うので、まずは作ってみて、そこからトライ&エラーで改善していきたいと考えてみようと思いました。
クレドを作りたいとFacebookやTwitterと情報を発信してみましたら、情報は集まるもので、ウチにはこういうクレドがあるとか、こういう風に決めていったとか、アドバイスもいただきました。実際のファシリテーターとしましては、約10年前からクレドなどのワークショップに取り組んできていたコワーキングスペース7Fの登記会員さんでもあるLLCローカルデザインネットワークの斉藤哲也さんにお仕事としてお願いしました。私自身が中心になると、どうしても俯瞰して見えませんし、どうしても創業者であり代表者でもある私の意見がその通りのように聞こえてしまいそうだったからです。また、私自身、クレドについては、回りから聞いてはいましたものの、スタッフへの認識の共有は、知識も経験も豊富にあるLLCローカルデザインネットワークの斉藤哲也さんにお願いした方がより良いクレドができると考えました。

コワーキングスペース7Fでは、月に一度、毎月20日に任意参加のスタッフ交流食事会をコワーキングスペース7F負担で定期開催しています。日にち指定にしているのは、学生スタッフが曜日固定だと毎回来れない人が出てきてしまいますし、奇数月は夕食を兼ねた飲み会、偶数月はランチにしているのですが、それは夜は出てきづらい子育て中のお母さんスタッフも参加しやすいようにするためです。スタッフ交流の食事会を月1回でも開くことで、コワーキングスペース7Fでの業務の状況を各自が把握したり、帰属意識を高めてもらったり、私や正社員スタッフとしては、アルバイトスタッフからの要望を聞いて改善したりフォローしたり、新しいことを始めるためのインプットになったり、といったことのキッカケになっています。そこで、このスタッフ交流会の前後いずれかの2時間をもちろん時給を出す形で、クレドを作っていきました。

2015年1月のコワーキングスペース7Fのクレド作り

まずは、キックオフミーティングとして、クレドとは何かの講義と、その後にワークショップをしました。

LLCローカルデザインネットワークの斉藤哲也さんによるプレゼンテーション。まずは、クレドとは何か?それによる事例や効果などについて、約30分で説明いただきました。

その後、約1時間を掛けて、それぞれの議題について思うことを自由にポストイットに書いて、模造紙に貼って、まとめていきました。

毎回、全員が参加できれば理想ですが、それぞれ学生やフリーランスや子育てをしている中で、アルバイトスタッフ全員を集めるというのは現実的ではないので、参加できない人用に、動画を撮っておいてYouTubeに限定公開したり、普段の情報共有で使っているグループウェアのサイボウズLIVEで議事録やトピックを上げたりしました。

その後のスタッフ交流会。今回のスタッフ交流会には、斉藤さんにもご参加いただきました。

2015年1月のコワーキングスペース7Fのクレド作り

2015年2月のコワーキングスペース7Fのクレド作り

第2回目のクレド作成ミーティングまでスタッフエリアにポストイットと模造紙を残しておいて、自由に追加でポストイットを貼ってもらいました。それをもとに事前準備をした上で、第2回目となりました。

第2回目もコワーキングスペース7Fの登記会員さんでもあるLLCローカルデザインネットワークの斉藤哲也さんにお仕事としてファシリテーターをお願いしました。

LLCローカルデザインネットワークの斉藤哲也さんによるプレゼンテーション。前回参加できなかったスタッフもいたので、重なってお話をいただいた点もありましたが、クレドとは何か?それによる事例や効果などについて、前回に加えた内容で、約30分お話いただきました。

前回の内容を踏まえたプロジェクトノートとパワーポイントを、大学院生アルバイトスタッフの樹里ちゃんや大学生アルバイトスタッフのなっちゃんが作ってくれました。
まだ明文化までには至りませんでしたが、情報共有と、それとなくこういうことをクレドに織り込んでいこうということが決まりました。

ランチ会。今月は偶数月だったのでランチ会でした。大学生スタッフのカズヤくんに加え、子育て中のお母さんスタッフのユキさんとリエさんもご参加いただきました。
2015年2月のコワーキングスペース7Fのクレド作り

2015年3月のコワーキングスペース7Fのクレド作り

コワーキングスペース7Fのクレド作成の第3回目のミーティング。ある程度の明文化が進んできて、それを名刺サイズのカードにする際のデザインの話なども出てきました。
私個人としては、行動規範をより詳細で具体的に書いた方が良いのでは?と思ったのですが、それだと逆に自主的に動きづらいとか、個人的には、スピード!スピード!的な行動規範を入れたかったのですが、IT事業側ではなく、コワーキングスペース運営事業と考えた場合、それが適切なんですか?とスタッフに言われて削除されたりで、なるほどなと思いまして、それらの意見に従いました。

その後は恒例のスタッフ交流会。
コワーキングスペース7Fのアルバイトスタッフのせっちゃんが、大学4年生で、卒業後は女優を目指す、ということで、コワーキングスペース7Fスタッフがこの日までとなり、参加できるスタッフで、コワーキングスペース7Fのビルの地下に入っているイタリアンのお店「ボンヴィアッジオ(Buon Viaggio)」で送別会も兼ねて行いました。ぜひ目標に向かって頑張ってもらって、とはいえ、今後も関東が拠点だと思うので、舞台などもし決まることがあったら見に行ったり、これからも交流できればと思いました。
コワーキングスペースを自分で運営し始めて2年半が過ぎて、IT事業だけやっていた時に比べて、大学生をスタッフとして雇用する機会が増え、アルバイトの多い業種の人には当たり前かもですが、一期一会と言いますか、こういう出会いと別れは、これはこれで、そのうちの何人かでもコワーキングスペース7Fでの出来事をたまにでも思い出してもらって、例えば今後の社会人生活にコワーキングスペース7Fでの経験が一つでもプラスになったら、私も運営を始めた一つの意義にもなるし嬉しいなと、いつも思っています。

2015年4月のコワーキングスペース7Fのクレド作り

第4回目のクレド作成のミーティング。それまでのやり取りなどは、動画を撮っておいてYouTubeに限定公開したり、普段の情報共有で使っているグループウェアのサイボウズLIVEで議事録やトピックを上げたりして、実際のミーティングは月1回で、4回目となりました。自分でIT事業をやってきた私としては、正直スピード感はありませんが、コワーキングスペースという場所とアルバイトスタッフにもクレド作りに関わってもらっていることも考えると、ゆっくり3カ月掛けて作ってきて、良かったのかなと思っています。

いよいよに言語化していくということで、コワーキングスペース7Fのクレドが明文化されました。
コワーキングスペース7Fの「クレド」

大学生スタッフの楓ちゃんが、海外留学から帰ってきて、コワーキングスペース7Fスタッフに復帰しました。楓ちゃんは大学でも経営学を専攻していて、もともとスターバックスでアルバイトをしていた経験もあるので、理解が深く、リーダーシップもあって、今まで斉藤さんにファシリテーションをお願いしていましたが第4回目は斉藤さん不在でしたので代わりに進めてくれました。

実際に、スターバックスでも、始めにスターバックスのミッションである「人々の心を豊かで活力あるものにするために-ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」という説明や研修などもあるそうです。
会社案内|スターバックス コーヒー ジャパン
OUR STARBUCKS MISSION|スターバックス コーヒー ジャパン
スターバックスのアルバイトは合わないなと思った人はサクッと辞めますが、続ける人は長くて離職率が低いということは、本を読んだり見聞きしたりで知ってはいましたので、なるほどなと思いました。

今のコワーキングスペース7Fは、コワーキングスペース7F自体の知名度も上がり、また、卒業したスタッフのその後の就職や転職などの実績も出てきたりして、公式に求人募集すると自分達のWebサイトとFacebookとTwitterだけで求人募集をしても採用したい人数の倍率5~6倍くらいの応募はあり、私達側が選べる立場になっているので、楓ちゃんはもちろん、他のスタッフも、非常に優秀な学生スタッフをアルバイトとして関わってもらえていると思っています。
たまたま私の方が15年くらい早く生まれて、たまたま私が起業しているので、私が雇用する形になっていますが、今、関わってくれている学生アルバイトスタッフは、おそらくはコワーキングスペースだから採用できている優秀な人達で、ただの中小企業という立場だと難しいと思っていまして、その点でもコワーキングスペースを運営して良かったなと考えています。
コワーキングスペースの運営が長くなり、オープン当初は人の採用には苦労したという印象ですが、今は採用の選考コストが掛かるということはありますが、優秀な人を雇えているので運営は凄く楽になったので、良かったなと思っています。


以上が、コワーキングスペース7Fの「クレド」を約3カ月掛けて作った理由や作成手順です。
その結果、完成したコワーキングスペース7Fの「クレド」が以下の通りです。
コワーキングスペース7Fの「クレド」
実際に、これが短期的に役に立っているかというと、正直、現時点では私には実感はありません。ただ、今後のスタッフの採用や、中長期的な行動には影響があるはずで、日々見直しつつ、行動しつつ、クレド自体もブラッシュアップもしていきつつ、活きたクレドになれば良いなと思っています。

コワーキングスペース7Fの「クレド」

「クレド」とは、ラテン語で「志」「信条」「約束」を意味する言葉で、企業や団体や空間としての理念や行動指針を示したものです。

私達のクレドを示すことで、スタッフ内だけでなくコワーキングスペース7Fのお客様や関係者の方々に対しても私達のクレドが浸透することで、私達の存在意義や仕事に対する誇りや社会に対する貢献などをスムーズに伝えしまして、コワーキングスペース7Fという存在に対しての価値観を創っていきたいと考えております。

私達コワーキングスペース7Fは、以下のような理念や目標のもと、コワーキングスペースの運営を行っております。

コワーキングスペース7F クレド

ミッション

私たちは、すべてのお客様に「来てよかった」と思っていただけるような空間を提供し、新たな仕事・人とのつながり・地域活性化のきっかけに貢献します。


ビジョン

業界の拡大を牽引するリーディングカンパニーとして、世の中の「コワーキングスペース」に対するイメージを作り出す存在となる。


コンセプト

キタイ(来たい×期待)がある場所を共につくる。


行動規範

1.見つける
困っているお客様を見つける。自分のできる仕事を見つける。

2.生み出す
人とのつながりを生み出す。新たな仕事が生まれるきっかけを生み出す。地域を活性化するイベントを生み出す。地域のコミュニティを生み出す。

3.楽しむ
人とのつながりを楽しむ。仕事を楽しむ。働く中での自分の成長を楽しむ。

4.コミュニケートする
心を開く。お話する。相手の考えを理解することに努める。情報を共有する。