高校1年生の夏休み、沖縄でアジア各国の高校生たちとの3週間の共同生活が私を変えた話
こんにちは!コワーキングスペース7Fスタッフのももこです。
4月からとうとう大学4年生。1年生の女の子(通称1女。4年生の女の子は通称4ババ)がキラキラして見えますね。
そんな私ですが、大学では「環境法」を勉強しています。「そんなのあるんだ!」と驚かれる方が多いのですが、国内だと「容器包装リサイクル法」とか「家電リサイクル法」とか、何かと耳にしたこともある環境法もあるのではないでしょうか。
実は私、環境問題に興味を持ち始めて今年で7年目になります。今回はそのきっかけとなった沖縄での出来事についてご紹介したいと思います!
アジア青年の家
高校1年生の夏休みに参加した「アジア青年の家」。
これが私の原点ともいえるプログラムです。
これは当時内閣府が主催をしていたもので、アジア各国の高校生たちと沖縄での共同生活と共に、環境問題について学び、そして活動するという3週間にわたるプログラムでした。
「アジア青年の家」構想について : 「アジア青年の家」事業について : 沖縄政策 – 内閣府
このプログラム、費用負担は一切ナシ!
飛行機代も食費も宿泊費も全部無料で、沖縄で3週間過ごせるんです!
「行くしかない!」とはまさにこのこと!笑
プログラムの全行程は英語で行われます。講義もディスカッションもプレゼンテーションも全部英語。
英語の成績には自信があった私でしたが、英語の「読み書き」と「話す」ことのギャップに、大きな大きな挫折を味わいました。どれほど「帰りたい」と泣いたことか。。笑
プログラムの進行につき、「わからないことは教えてもらおう」「できることは助けてあげよう」というチームワークを学び、本当の家族のように切磋琢磨する日々を過ごしました。
プログラムは、糸満・渡嘉敷島・伊江島・恩納村と、セッションごとにフィールドも変わります。
伊江島では「民泊体験」を行い、沖縄の伝統楽器である三線の体験や、家庭料理づくり、地元のお祭りにも参加するなど、楽しいイベント盛りだくさん!
2泊3日という短い時間にもかかわらず、島を離れるときはみんな寂しくて涙です。
フィールドワークの一貫で行ったシュノーケリンが、私のその後7年を大きく変えるきっかけとなりました。
真っ青で澄み渡った「これぞ海ー!」と叫びたくなるような海の中をのぞいてみると、そこには一面の白化したサンゴたちが。
サンゴの白化現象とは、サンゴの共生藻である褐虫藻が海水温の上昇等のストレスの影響でサンゴの体内から出て行ってしまうことで色素が抜け、サンゴ自体が死んでしまうという現象です。
サンゴの周りは小さな魚たちの住処として大変貴重な場ですし、波のエネルギーを吸収することで大きな波から私たちの生活を守ってくれるなどという重要な役割を担ってくれています。
そんなサンゴが人間の何気ない生活で大きな影響を受けているという事実に驚き、一見美しい海の本当の姿を突き付けられた気がして衝撃を受けました。
「環境問題をもっと勉強したい」「世界的な問題を勉強するには、まず英語を勉強しに行こう」
ということで、高校3年生の頃には1年間カナダで過ごしておりました^^
大学生になってからも「アジア青年の家」のプログラムにはお世話になっていて、大学2年の夏には、運営スタッフとして、高校生のサポートを行いました。
プログラム開始3日間はみんな、英語力の足らなさを実感して、涙涙涙。
昔の私と同じように「挫折」から「這い登っていく」参加生の姿を見て、日々なんとなく過ごしていた自分が恥ずかしくなったのを覚えています。
そこで始めた、自然保護団体での長期インターン、条約の国際会議への参加、ユース団体での活動などなど。
次のブログではそのような、大学での勉強や課外活動などについてもご紹介させて頂ければと思います^^