浦和のパウンドケーキ専門店「くみぱうんど」を取材しました!
こんにちは。
大宮駅東口でコワーキングスペース7F(ナナエフ)を運営する株式会社コミュニティコムによる地域メディア媒体「大宮経済新聞・浦和経済新聞」のライター・矢島です。
浦和に実店舗を構えてから、6周年を迎えた浦和のパウンドケーキ専門店「くみぱうんど」。
「浦和経済新聞」では、その周年を取材させていただきました。記事中ではご紹介しきれなかったエピソードなどを、「編集後記」としてお送りします。
浦和経済新聞の記事はこちらです
浦和のパウンドケーキ店「くみぱうんど」が6周年 埼玉県産小麦粉と卵を使う
https://urawa.keizai.biz/headline/723/
のびのびした「安心」を詰め込んだケーキ
浦和経済新聞の記事中でもご紹介した通り、「くみぱうんど」の素材には、店主・小野さんの思いがたっぷり。「地元の素材を使いたい」というこの場所に対する愛や、「安心して食べられるものを」というお客さまへの思いやりがあちこちに詰まっています。
突然ですが、みなさんは「マクロビオティック(略:マクロビ)」をご存じでしょうか?日本の伝統食に見られるような穀物や野菜、海藻などをベースにした食事を摂るという考え方です。
実は小野さん、一時期はご自身の体調不良改善の一助となったこの「マクロビオティック」のお菓子を専門にしようかとも思っていたのだとか。でも、結果としてそちらの道には進まなかったのだといいます。
「あくまでも私個人の意見ですが……」と前置きしながら、その理由をお話してくださいました。
「何事も、ルールや制限が多いと窮屈になりがちですよね。さまざまな価値観や意見、自分の目線や性格的な部分をたどるうちに、『ルールに忠実に』というより自由に作りたいという思いが勝(まさ)ったというのがあります」。
一方で、いまもお店で使う「てんさい糖」は、当時マクロビを通じて出合い、魅力を大きく感じた素材の一つなのだとか。
誰かが定めた「絶対的なルール」に従うのではなく、自分の経験と価値観を組み合わせて、小野さんなりの「いい」「安心」の基準を作り上げていく。
そんなお話を伺ってから改めて目にするパウンドケーキたちは、どこかのびのびして見えました。
「リピーターが7割」
さて、実店舗のオープンからは6年が経つ一方で、イートインを併設した現店舗になってからは1年足らず。「紅茶専門店に勤務していた姉が出す紅茶とパウンドケーキを一緒に楽しんでもらえる空間を作りたい」という思いを胸に移転した今の場所ですが、実は小野さんは「お客さまになかなか声がかけられない」のだそう。
「お客さまの反応に興味はあるものの、私はもっぱらドキドキしながらカウンターに立ったままのことが多いです。そういった面でお客さまとコミュニケーションするのは、姉の役割ですね」と笑います。
いまだに緊張感が解けないという小野さんですが、来店されるお客さまについて詳しくお話を聞いてみると7割ほどはリピーターの方とのこと。何度も足を運ぶ方がこれだけいらっしゃるという事実が、「くみぱうんど」に対するお客さまの感想を物語っているようです。
こんな風に、テイクアウト専門店として5年、現在の店舗で1年。浦和の地にしっかりと丁寧に根を伸ばしてきた「くみぱうんど」。「周りのお店と仲を深めながら。この場所でこれからも長くお店を続けていけたらいいですね」と、最後に小野さんは語ってくれました。
新年のご挨拶に始まり、バレンタイン、送別や卒入学など、さまざまなイベントが続くこれからのシーズンのシーズンのギフトにもピッタリなパウンドケーキ。
ぜひこの機会にみなさんも足を運んでみてくださいね。(2022年1月28~30日に移転1周年を記念して登場する限定ケーキもお見逃しなく!)
くみぱうんど
埼玉県さいたま市浦和区仲町2-17-7
・HP
・Instagram
コワーキングスペース7F(ナナエフ)のスタッフは浦和在住も多く、くみぱうんどさんのファンもいます。小さな店舗で長年頑張ってらして、今回大きな店舗のオープン、地元としてうれしいニュースです。プレゼントはもちろん、コワーキングのおともにもおすすめです!