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大宮・氷川参道沿いにオープンした米粉専門菓子店「atelier 紡」を取材しました!

こんにちは。
大宮駅東口でコワーキングスペース7F(ナナエフ)を運営する株式会社コミュニティコムによる地域メディア媒体「大宮経済新聞・浦和経済新聞」のライター・矢島です。

コワーキングスペース7F(ナナエフ)から徒歩7分の場所に、テイクアウト専門の米粉のお菓子のお店「atelier 紡」がオープンしました。
2月10日のオープンから1ヵ月を迎えたこちらのお店を、大宮経済新聞で取材しました。

大宮経済新聞の記事はこちらです。
大宮・氷川参道沿いに米粉専門菓子店 埼玉県産素材で地産地消目指す
https://omiya.keizai.biz/headline/1713/

本編記事ではご紹介しきれなかったエピソードなどを「編集後記」としてご紹介します。

週に一度だけオープンする米粉菓子のお店

「atelier 紡」は、曜日や時間帯ごとに店主が変わるシェアキッチン「CLOCK KITCHEN(クロックキッチン)氷川参道店」にオープン。金曜日だけオープンするお店です。

本編記事でご紹介した通り、店主の山下さんは、ケーキ店での経験こそ長いものの、「米粉」に特化しての製造経験があるわけではなかったといいます。

「いきなり自分の店を持つのはハードルが高いなぁ…とシェアキッチンにフォーカスしたリサーチを始めたら、この氷川参道店に出会ってしまって。本格的な準備はそこから。レシピ開発も数カ月で一気に詰めました」。

素材の吟味の段階で、まずは米粉ならではの壁にぶつかったのだそう。

「小麦粉は流通量も多く大きな工場で製造されるものが多いですが、米粉はまだまだマーケットも小規模で、製造環境や設備にかなりばらつきがある。だから製造元によって粒度が全く違うということがザラなんです。さらに米の品種や季節によっての給水率などの振れ幅も大きい。こっちの米粉でうまく行っても、あっちの米粉ではまるでダメ、ということが繰り返されました」と山下さん。

配合も丁寧に見直しながら試行錯誤を重ね、ようやく完成したお菓子が毎週6種類ほど店頭に並びます。

「今はお店の運営やレシピ開発にてんてこ舞いですが、ゆくゆくは『この生産者さんがつくったこんな米粉なんだよ』というところまで、お客様にお伝えしていきたいんです。丁寧に発信しながら、生産者さんとお客様をつなげたいと思っています」と山下さん。きっとこれから、Instagramなどもどんどん充実していくのでしょうね。楽しみです!

米粉のお菓子を食べてみた!

今回取材後のお土産に、私も「米粉のマドレーヌ」と「ブールドネージュ」を購入。

きっとみなさんが気になっている、「米粉のお菓子って実際どうなの?」という点をレポートしたいと思います!

米粉のマドレーヌ

本編記事でもご紹介した、山下さんが「看板メニューにしたい」とお話していたマドレーヌ。

取材の時に「バターを使わず作っています」とお話しなさっていたので、果たして満足感のある味なのか?と半信半疑でした。が…山下さんが試行錯誤したという米油と米飴が見事にいい仕事をして、しっとり、そしてしっかりコクがある!

いわゆるマドレーヌが昼下がりのティータイムというイメージだとすると、米粉のマドレーヌは普段のおやつやちょっとした一休みに気軽につまみやすい印象。甘みや後味がしつこくなく、「普段使いのおやつにしてほしい」という山下さんの言葉に納得できるお菓子でした。

ブールドネージュ

ほろほろ食感が特徴のブールドネージュですが……これまで食べたブールドネージュの中で、一番儚いかも!というほど、口の中に入れた瞬間に崩れていくのが衝撃!!むしろ「どうやってこの袋にこの形のまま入って入たのだろう……」とすら思えるほどのホロホロ具合。(笑)

実は私の娘たちはブールドネージュが大好物なのですが、子どもたちも口にした瞬間「何これ!?誰が作ったの!?おいしい!!」と大絶賛!マドレーヌ同様、こちらも甘みが程よく控えめで、洋菓子の後の「飲み物が欲しい…」というあの感じがないのがとてもよい印象でした!


食べている時の音も出ず、程よくさっぱりした甘みのある米粉のお菓子は、コワーキングスペース7F(ナナエフ)での作業やお仕事のお供にピッタリ!生菓子を販売する週もあるそうですが、焼き菓子はある程度日持ちするものが多いので、ストックして置けるのも便利です。

週に一度のOPEN日を、お見逃しなく。

atelier 紡
毎週金曜日営業
Instagram