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氷川参道沿いで3周年を迎える「UP COFFEE」を取材しました!

こんにちは。
大宮駅東口でコワーキングスペース7F(ナナエフ)を運営する株式会社コミュニティコムによる地域メディア媒体「大宮経済新聞・浦和経済新聞」のライター・矢島です。

このブログでも何度かご紹介したことのある、氷川参道沿いのカフェ「UP COFFEE」。この8月に迎える3周年を、大宮経済新聞で取材しました。本編記事ではご紹介しきれなかったこぼれ話を、編集後記としてご紹介します。

前回取材した2周年の時点では、テイクアウトはドリンクと一部のフードのみに限定されていましたが、その後ほぼすべてのメニューがテイクアウトできるように進化しましたよ!さらに3周年を記念した記念メニューなども続々登場します。コワーキングスペース7F(ナナエフ)の行き帰りに、ぜひ足を伸ばしてみてくださいね!

大宮経済新聞の記事はこちら
大宮・氷川参道のママカフェが3周年 記念メニューや限定クッキー缶も
https://omiya.keizai.biz/headline/1761/

3周年のテーマは「Enjoy Together」!

「UP COFFEE」がOPENしたのは、コロナ禍真っ最中の2020年8月。あれから3年、ようやく「人と会う」ことへのハードルがグンと下がった初めての夏を迎えました。「お友達や親せきと久々に顔を合わせるという人も多いはず。だからこそ、そんな風景がもっと楽しくなるような3周年にしたいと、心躍らせつつ頭をひねりました」と語るのは、店主の溝口さん。

本編記事でもご紹介した200缶限定のクッキー缶はそんな思いとともに、目にも舌にも楽しい7種類のクッキーがぎっしり!

かつて期間限定で販売した「豆乳プリン」(現在は終売)。
添えられたクッキーは商品化の要望が続々と!

「過去に期間限定で販売したコーヒーゼリーや豆乳プリンに添えられたクッキーには、『ぜひ商品化して!』という声もたくさんいただきました。レジ脇で販売しているテイクアウト専用の『台湾パインクッキー』は、当店スタッフでもあるペストリーシェフ・廣瀬さんの手による人気商品。そんな定番や過去の人気商品に加えて、3周年のためのオリジナルクッキーも詰め込んだのが、今回の限定缶なんです」と溝口さん。まさにこれまでの3年間の軌跡や思い出が詰めこまれたクッキー缶とも言えそうです。

定休日を返上して5000枚ほどのクッキーをスタッフで焼き上げたのだとか!

「お子さんから大人まで楽しめる味はもちろん、みんなでこの缶を真ん中にして『この形はマルだね』『これは葉っぱだね!』なんてかわいらしい会話まで生まれたら……といろんな形にしてみたところが、ママカフェを軸にするUP COFFEEらしさでもあります」と、溝口さんなりのこだわりも語ってくれました。

カフェ利用なしでPOP UPだけの立ち寄りもOK

さらに。今回の大宮経済新聞の記事ではご紹介しきれませんでしたが、店内では3周年記念イベントの一つとしてアクセサリーブランド「quon」のPOP UP SHOPも開催しています(9月3日まで)。

カフェ×アクセサリー?と疑問に思われるかもしれませんが、その背景を溝口さんはこう説明します。「クッキーもアクセサリーも、まさに『Enjoy Together』の一環なんです。この店で過ごすこと自体を目的にするのではなく、店を出てから続く日常をもっと心躍るものにしてほしい、というのが私たちの願い。そのきっかけを提案できたら、とずっと考えています。誰かと会う夏の楽しいお出かけの合間に、UP COFFEEにちょっと立ち寄る。みんなでつまむクッキー缶を持ち帰ったり、お気に入りのアクセサリーを手にして身に着けて気分が上がったり……店の外の時間まで楽しくなってもらえたら最高ですね」。

記念メニューも「ママカフェ」だからこその目線を大切に

本編記事でもチラリとご紹介しましたが、3周年記念メニュー「夏野菜マリネの米粉マフィン」にもママカフェならではの目線が。中心になってレシピ開発に携わったスタッフ・なおさんにお話を伺いました。

3周年記念マフィンのレシピ開発の中心となったなおさん(右)

「子どもが小さい時、外食といえば気は使うし、子どもの食べたいものを優先してばかりだし……ラクしようと思ったはずなのに全然ラクじゃないんですよね。食事って楽しいはずのものなのに、大人はガマンばかりで、栄養が偏っていることに不安や罪悪感を覚えたりしたことも数知れず。そんなママたちの苦労やジレンマに応えられるようなフードを作りたいと思いました」。

さらに、これまでUP COFFEEのフード=焼き菓子に限られていたため、食事というニーズには応えられていなかった現実も。「だったら、おやつとしてもお食事としても楽しめる野菜×米粉でレシピを作ってみよう!」と、何か月も前から構想を練り、試作を繰り返したといいます。

スタッフ同士で意見交換を重ねながら3周年の準備を進めたという

「野菜をすりおろして生地に練りこんだり、いろんな型を使ってみたり。ある時は『お子さんはうれしいけれど大人はイマイチ』、またあるときは『お子さんの好き嫌いに対応できないよね』など……様々に形を変えながら、最終的に辿り着いたのが今回のマフィンです」となおさん。

数多くの野菜のゴロリとした見た目と食感は残しつつ、大きさは子どもの口に合うサイズに。野菜には自家製のマリネ液で味をつけつつ、マフィンの生地はプレーンに。

「例えば『この野菜は食べられるけれど、こっちは苦手』というお子さんの好みに合わせて親子でシェアしやすくなるように考えてみました。このマフィンを通じて新しい野菜に挑戦してもらえるかもしれないし、どうしても食べられなくてもプレーン生地の部分をおやつや食事として楽しんでもらうこともできますよね。ちなみに――夕方のママたちって、最高に忙しいのに小腹も空きがちですよね。テイクアウトして、ちょっとつまんでエネルギーチャージしてもらうにもピッタリだと思います!」。

この通り、どこまでもママ目線に寄り添った新メニューであることがお判りいただけたでしょうか。同じく3周年限定ドリンクとして販売される「コールドブリューレモネード」との相性もばっちり!とのこと。今だけの組み合わせをぜひ楽しみたいですね。

店主・溝口さんの思いを象徴するキッズスペース

週末となれば行列が日常となったUP COFFEE。どんなお客様も気持ちよい笑顔で迎え入れてくれますが、人気店となった今でも常にママへの思いがゆらぐことはありません。そんな優しさが、さらに居心地のよいお店を作り続けていくのでしょう。

驚くほどに暑いけれど、なんだか久々にうれしい気分に満ちた2023の夏。木々が揺れる参道眺めながら、この夏ならではの楽しみが詰まったUP COFFEEへと足を運んでみてくださいね。

UP COFFEE
さいたま市大宮区吉敷町2-123
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