岩槻人形博物館の夏休み企画展「にんぱく動物園」を取材してきました。

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こんにちは。大宮駅東口でコワーキングスペース7F(ナナエフ)を運営する株式会社コミュニティコムによる地域メディア媒体「大宮経済新聞・浦和経済新聞」のライター・丸山です。

 2025年7月19日に開幕した開館5周年企画展「おいでよ!にんぱく動物園~かわいいどうぶつ大集合~」を取材してきました。記事でご紹介しきれなかった同展の見どころや文芸員さんの思いを編集後記としてご紹介します。

大宮経済新聞の記事はこちらです。
さいたま・岩槻人形博物館で夏休み企画展「にんぱく動物園」動物人形大集合(大宮経済新聞)
https://omiya.keizai.biz/headline/2007/

博物館って堅そう…?いえいえ、今回は親子で楽しめます!

 今年の夏休みも残りわずかですね。毎年暑さが厳しくなって、外遊びが心配になることも増えてきました。「涼しい場所で、子どもに普段と違う体験をさせたいな…」とお考えのご家族も多いのではないでしょうか。


 そんな皆さんにぜひおすすめしたいのが、岩槻人形博物館。実はここ、「かわいい」 「学びの場」 「涼しい」の三拍子がそろった、夏休みにぴったりのお出かけスポットなんです。 「博物館って子どもにはちょっと難しそう」と思われるかもしれませんが、今回の企画展は一味違います。


 岩槻人形博物館の文芸員・矢島璃子さんは、「子どもたちが気軽に楽しめるように、馴染みのある“かわいい動物”の人形を集めました。注目ポイントを紹介する動画や解説も用意しています」とお話してくださいました。

大人もときめく「かわいい」の宝庫!

 もちろん、大人の方にも見どころがたっぷり。
今回の展示では、以下の3ジャンルにフォーカスしています
毛植人形(けうえにんぎょう)
御殿玩具(ごてんがんぐ)
郷土玩具(きょうどがんぐ)

 まず目を引くのは、入り口で出迎えてくれる3体の犬の人形たち。同じ犬モチーフでも表現方法が違うと、こんなにも個性が出るんだ…!と、思わず見入ってしまうほど。ちなみに後ろ姿もとってもキュートなので、ぜひ後ろからもチェックしてみてください。

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後ろ姿にも個性が出る

担当・矢島さんの“推し人形”をご紹介!

ハンター顔の「猫」毛植人形
くりっとした丸い目が愛らしい猫の人形。でも、左斜めから見下ろすと…ハンターのような表情に変わるんです!これはぜひ、自分の目で確かめてみてくださいね。

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愛らしい表情からの変化にご注目

幻想的な「紫牛(むらさきうし)」
沖縄の郷土玩具として展示されている「紫牛」は、パステル調の淡い紫色が印象的。博物館のコレクションの基礎を築いた西澤笛畝(にしざわ てきほ)氏も、箱に「紫牛」と直筆で書くほど大切にしていた逸品です。

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やさしい色と表情の紫牛(右端)

浅草名物「笊(ざる)かぶり犬」
張子で作られた犬たちの中でも人気なのが、浅草・仲見世で売られている「笊かぶり犬」。矢島さんのお気に入りで、かぶり方に職人さんの個性が出ているんだそう。すっぽりかぶってる子もいれば、ちょこんと浅くかぶってる子も。仲見世で探してみたくなりますね。

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左から2番目にちょこんと佇むのが笊かぶり犬

豊島区の伝統「すすきみみずく」
最後にご紹介するのは、写真右端の東京都豊島区・雑司が谷鬼子母神で販売されている「すすきみみずく」。一時は職人さんの引退で存続が危ぶまれましたが、保存会が発足し技術が継承されました。今では豊島区の無形文化財にも登録されています。背景を知ると、より一層その姿に心打たれます。

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ふっくらしたフォルムのすすきみみずく(右端)

 今回の企画展は、紹介しきれないほどの「かわいい」があふれていました。取材当日も、小さなお子さんが目をキラキラさせて楽しんでいる姿が印象的でした。


 さらに、館内では無料のワークシートも配布中!展示を見ながら自由研究のヒントを得たり、専用のコーナーで絵や感想を書き込んだりと、学びながら楽しめる工夫がいっぱいです。

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無料配布でも充実の内容
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ワークシートを館内で仕上げる

 夏休みの自由研究に、涼しい館内でのんびりアート鑑賞に、そして「人形のまち・岩槻」ならではのちょっと特別な動物園体験に皆さんで訪れてみてはいかがでしょうか?


岩槻人形博物館
埼玉県さいたま市岩槻区本町6-1-1
TEL 048-749-0222 FAX 048-749-0225
https://ningyo-muse.jp/