大宮・武蔵一宮氷川神社境内 世界盆栽大会inさいたま記念「奉納盆栽展」を取材しました
こんにちは、大宮経済新聞ライターの泉です。
大宮・氷川神社境内で4月27日~30日、第8回世界盆栽大会inさいたまを記念して「奉納盆栽展」が行われました。
その取材記事はこちら。
大宮・武蔵一宮氷川神社の境内で奉納盆栽展 世界盆栽大会を記念して
以下、記事の編集後記です。
参道を歩く
氷川神社参道を歩くと、両脇の木々が青葉を茂らせてとても美しい季節。大宮の町から遠くないのに、心が静かになるような非日常の空間が始まっています。
この先の境内に盆栽展示があります。朱塗りの門、奥にうかがえる深い緑、厳かで気持ちの良い特別な雰囲気です。黄緑のベストを付けているのはボランティアの方たち。
神社ゆかりの4種の盆栽展示
楼門をくぐって入って舞殿正面には、観覧の人垣がありました。ここには神社ゆかりの重要な4種類の木の盆栽が展示されています。神社御祭神であり農耕や植樹の神でもある須佐之男命(すさのおのみこと)が体から生み出した、と日本書紀に記されている「杉・檜(ひのき)・槙(まき)・楠(くすのき)」の盆栽です。
画像一番手前は槙の1種である「高野槙」の盆栽。世界盆栽大会名誉総裁 秋篠宮文仁親王の第三子悠仁さまは、高野槙が「御印(おしるし)」ということで、今回の展示に選ばれたそうです。
4種の盆栽以外にも、舞殿・回廊に多くの銘品展示がありました。この季節、モミジの緑がとてもきれいで目を引いていました。
展示中もスタッフの方がノズル付きボンベを背負って現れ、盆栽に水やりをし濡れた盆を拭いており、展示しつつ維持管理が大変だなと思いました。
神社境内という特別な空間での展示
私は、かなり混雑していたスーパーアリーナ会場のあとに氷川神社会場を訪れたので、静かでぴりっと身が引き締まるような空気が満ちるこの場所で盆栽を見られるのはとても良いなあと思いました。訪問した方々にお聞きすると、皆さんもそう感じていたようです。
盆栽たちも、アートや装飾品である前に「生き物」ですから、屋外の新鮮な空気の中にいられて喜んでいるように感じました。
第8回世界盆栽大会inさいたま