さいたま市のイタリア・家庭料理カフェレストラン「Coccole(コッコレ)」3周年を取材しました
こんにちは。大宮経済新聞ライターの泉です。
与野本町のイタリア料理・家庭料理カフェレストラン「Coccole(コッコレ)」が3周年を迎えたということで、取材に行ってきました。
同店は生垣の緑に囲まれ、食べられる植物もたくさん植えられています。
果樹のアーモンド・レモン・ジューンベリー、ハーブ類など。
いまは常緑ヤマボウシの白い花が満開でした。
建物は和洋が絶妙なバランスで組み合わされています。明治大正時代のお屋敷の洋館を思い出しました。
代表の松本さんが女性デザイナーと一緒に居心地の良い雰囲気づくりにこだわって作り上げたそうです。
こちらはアーチ型の入り口ドア。ベル型の照明・焼き物の植木鉢との組み合わせが素敵です。
テラス席もあります。生垣の緑に囲まれたウッドデッキ。室内が空いていてもこちらを希望される方もいるとのことです。
気候が良い季節には私もこちらに座りたいと思いました。
イタリア料理の本がディスプレイされています。
内装デザインは松本さんご友人の方が担当されたそうで、建物のレトロな雰囲気とよく似合っていました。
この日のランチメニューがこちら。ランチはいわゆるカフェごはん、ディナーはイタリア料理がメインです。
席数が18席(+テラス2席)と少なく、作りたてを提供されているお店なので、来店前には予約がお勧めです。(ディナー営業は予約のみ)
女性1人でも入りやすいよう、2人掛け席が多いレイアウトになっています。
カフェレストラン営業のほか、子ども向けと大人向けに家庭料理の教室も毎月継続して開催されています。
子ども向けは3歳から対象で、なんと幼児でも(保護者が手伝わずに)自分で作っているそう。飽きやすい子どもの興味を惹きつけて楽しく指導するため、かなりパワーを使っているそうです!
子どもは熱を出したり行事予定があったりして、月謝制の習い事を続けるのは結構大変。そのためこちらでは、料理教室は単発で都合の良い時に参加できるシステムになっています。リピーターも多く、毎月のべ60人ほどの子どもが参加するとのこと。キッチンカウンターには参加した子どもたちの笑顔の写真がたくさん飾られていました。
「4歳から参加し始めた子が小学生になったり、中学生にるまで通ってキッズクラスを卒業する子がいたり。便利なものがあふれている時代だけど、料理を作ることに興味を持ってもらえて、家でも作っていますとママからの声が届いたりするとやっぱり嬉しいです」と松本さん。
「年齢が上がってカフェ営業が辛くなってきたら、料理教室をメインにしてゆっくりと続けていきたい。でもカフェがあるから気軽に来てもらえて出会いがあるし、やっぱり当分は両方続けていきます」とも。お話を聞いていて、松本さんのオープンな笑顔がお店の居心地よさを作っているんだな、と感じました。
彩の国さいたま芸術劇場そば、与野本町の住宅地の中にぽっかり現れる素敵なお店。手作りの家庭料理を味わってゆっくり過ごせる場所と出会えました。
Coccle CAFE & COOKING CLASS
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