さいたま市北区のシニアに優しい美容室 「喫茶と美容室 茶の間」 を取材しました!

こんにちは。大宮経済新聞ライターの山田です。
先日、2018年1月にオープンした「喫茶と美容室 茶の間」を取材させていただきました。
その記事はこちら
さいたまに喫茶と美容室の複合店 シニア楽々、移動せず完結のシャンプー台も
とても素敵なお店だったので、記事には載せきれなかったことを編集後記としてお伝えします!
地域・世代がつながる「お茶の間」のようなお店
こちらが「喫茶と美容室 茶の間」の店内。木の家具が温かい印象です。
店名の「茶の間」は、「シニアも若い人も癒される、地域・世代がつながるお茶の間のようなお店にしたい」という思いから名付けられたそう。
「つながる・結ぶ」の意味を込めて、店内には毛糸の飾りが配置されています。
一見すると「おしゃれなカフェ&美容室」という印象ですが、実はいろんなところでシニア世代に優しい工夫がされています。
たとえば、トイレの前に掛けられた「のれん」。車いすマークの右側だけポッと明かりが灯っているのがわかりますか?
これは「多機能トイレは使用中です」の印。足腰に問題を抱える方が席を立たなくてもトイレの空き状況がかわるように、との工夫だそうです。確かに、せっかくトイレの前まで行ったのに使用中だとがっかりしますよね……。シニア世代に優しい設計にすることで、みんなに優しいお店になっていると感じました。
食事の人気メニューは「松花堂弁当」と「合い盛りカレー」
喫茶では食事、甘味、ドリンクなど、シーンとお好みに応じて選べる多彩なメニューを提供しています。
こちらは食事メニューの中で一番人気だという月替わりの松花堂弁当(写真は1月のもの)。3月からは予約制で楽しめるそうです。
こちらはもう一つの人気食事メニュー、合い盛りカレー・ハヤシライス。カレーとハヤシライスが一度に両方楽しめる嬉しいメニューです!
少人数のお食事には、個室を利用することもできるそう。また、こちらの部屋は介護相談の際にも使うことができるそうです。個室で気兼ねなく相談できるのは安心ですね。
喫茶では埼玉県内各地から仕入れたこだわりのお菓子や、食器の販売もしています。こちらは店名にちなんだ「お茶味のマドレーヌ」!
おしゃれなこちらのマグカップは、実はユニバーサルデザイン。お店に置く食器は機能面だけでなくデザインも重視して、さりげなく人に優しいものを選りすぐっているそうです。
シニアに優しい工夫がつまった美容室
喫茶エリアから美容室へ入る扉を開けるとスロープが。車いすやベビーカーでも安心して通ることができますね。
パーテーションで区切れば、個室でカットやパーマといったメニューを受けることができます。プライベートな空間でゆったりと、ちょっと特別な時間を過ごせそうです。
パーテーションを開けて個室をつなげれば、家族や友人同士で同時に施術を受けることも可能です。親子でおしゃべりしながらカット、なんていうのもいいですね!
席の後ろに見えるシャンプー台は、移動ができる優れもの。席に座ったままでカット・カラー・パーマを完結させることができます。こちらもシニア世代の「シャンプーのために席を移動するのが大変」という声を基にこだわったポイントだそうです。
スタッフにも優しい!
運営会社の小池社長(左)と、喫茶店長の澁谷さん。この笑顔から、お店の温かい雰囲気も伝わるのではないでしょうか。
「喫茶と美容室 茶の間」の営業時間は、喫茶=8時~17時、美容室=8時30分~17時30分。小池社長は営業時間について「ロードサイド沿いのお店なのでもっと夜まで営業した方が儲かるのかもしれないけれど、スタッフにちゃんと休んでほしいのでこの時間にしました」と話します。
シニアにも若い世代にも、スタッフにも優しい「喫茶と美容室 茶の間」。ぜひ足を運んでみてくださいね!