今年のニュースを「変わりびな」で表現 さいたま・岩槻の老舗人形店「東玉」を取材しました!
こんにちは。大宮経済新聞ライターのかのです。
みらくるワークの職業体験で株式会社コミュニティコムに来ているさいたま市内の中学生です。
「ライター・記者」の職業体験で岩槻・人形の東玉を取材しましたので、記事には書ききれなかったことをお伝えします。
大宮の記事はこちらです。https://omiya.keizai.biz/headline/1149/
東玉の変わり雛とは
人形の東玉(さいたま市岩槻区)では毎年、その年に起きた最も印象に残った出来事(ニュース、社会現象、ブームなど)を全国から一般応募し、それらをモチーフにして製作し、ランキング式で発表しています。1980年から、時代を人形で記録したいという目的で始まり今年39回目になりました。
変わり雛で見る2018年のニュースランキング
今年の変わり雛のランキングを5位から紹介したいと思います。
5位は、「YOUNG MAN」の衣装でステージに見立てたCDの盤面上に立ち踊っている様子の西城秀樹さんを製作し、秀樹さんに花束を渡す様子のちびまる子ちゃんを製作した「秀樹さん まる子ちゃん ありがとう雛」です。
さくらももこさんは秀樹さんの大ファンでアニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマを歌っていたこともあり、ちびまる子ちゃんに深く関わっていたことは有名だったのでこの組み合わせになりました。
4位は、ノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の本庶佑特別教授と妻の滋子さんが受賞決定から一夜明けた10月2日に行った記者会見を、ノーベル賞受賞の雰囲気に見立て人形には花束を持たせ、背景を金色にして祝福ムードを演出している「世界の命を救え! ノーベル賞雛」です。
ノーベル賞のメダルのレプリカを台に貼るという発想がとてもおもしろいと思いました。
3位は、所属球団のMLBのロサンゼルス・エンゼルスのユニホームを着用したプロ野球の大谷選手、全米オープン優勝をガッツポーズで喜ぶ大阪選手を製作した「大谷 大阪 世界へ大躍進雛」です。
野球とテニスは違うところがあるのに、台はテニスコートにして背景を球場と観客をイメージするという発想がすごいと思いました。
2位は、平昌オリンピックで手に日本国旗を持たせ金メダルを喜んでいるスピードスケートの小平奈緒選手と、フリープログラム「SEIMEI」の衣装を着てオリンピック2連覇の歓喜を演技終了時のポーズのフィギュアスケートの羽生結弦選手を表現した「平昌で大活躍 氷上の輝き雛」です。
背景を銀にして小平選手が持っている日本国旗がうつるようにしてあったりして色々な工夫がされていていいと思いました。
1位は、今年9月16日に引退した安室奈美恵さんがコンサートを行っている様子を表していて、衣装はラストツアーで着用していたものをイメージして製作した「平成の歌姫 ありがとう 安室ちゃん雛」です。背景には、LEDライトでハートを描き多くの方に愛されていたことと輝きを演出していて、「26」というデビュー26周年を表されていてそれもLEDライトで製作されています。
倒れないような工夫されていて細かいところまでしっかりできていて今までにないと思いました。
東玉の人形や最近の雛人形を見て思ったこと
東玉には、変わり雛以外にも羽子板や雛人形、兜などもあります。最近のお雛様を見たことがなかったので、見た時はとても驚きました。宝石みたいな扇子を持って、薄い紫色やピンク色など明るい色の着物をきたお雛様とお内裏様がいました。また、普通のお雛様よりも小さいお雛様や木で作ってある小さいお雛様がいたりして、時代がかわったなと思いました。
初めての取材の感想
初めての取材で、とても緊張したけどしっかり質問が出来たので良かったです。また、取材をすることの楽しさを知れたので良かったです。例えば、あまり入ることができない所に行くことができたり、秘密を教えてくれたりしてくれました。あまり行かない場所だったけどこの取材を通して、今度近くを通ったら行ってみようと思いました。
人形の東玉
http://www.tougyoku.com/
営業時間は、10時~18時。入場無料。2019年5月5日まで。これらの人形は5点のみの製作で販売はしていない。撮影可能。