「さいたまヨーロッパ野菜料理コンテスト」を取材しました!グルメさん必見です!

こんにちは!しばらく大宮を離れていたため、3カ月ぶりのライター復帰の五十嵐です。
 
毎日冬晴れの清々しいお天気が続きますね。お洗濯ものがはかどるのは嬉しいですが、今年は雪を見れないのかな? なんてちょっぴりさみしい今日この頃です。
 
さて、復帰1本目の取材は、さいたまヨーロッパ野菜研究会と協賛企業により開催された「ヨーロッパ野菜料理コンテスト」最終審査会へ行かせていただきました!
 

大宮経済新聞の記事はこちら
大宮で地元産ヨーロッパ野菜の料理コンテスト 県内のシェフが腕を振う

 
お料理(を作っているところを見ること)が大好き、特に野菜をこよなく愛する私、5時間という長丁場でしたが飽きることなく取材したコンテストの様子をリポートします!
 

シェフの要望から生まれた「さいたまヨーロッパ野菜研究会」

 
今回のコンテストでは、カリフローレ、トマトベリー、ビーツなど7種類の野菜が指定野菜として使われました。

 
これらは全てさいたま市産のもの。もともとさいたまは、フレンチやイタリアンのレストランが多数あり、ヨーロッパ野菜の消費量も多い地域だったそう。しかし、本場のヨーロッパ野菜をお店で使おうとすると、輸送コストがかかるうえ、鮮度も落ちてしまいます。
 
そこで、なんとか地元でヨーロッパ野菜を作り、新鮮な野菜で美味しい料理を作れないものかというシェフの要望に応え、発足したのが「さいたまヨーロッパ野菜研究会」でした。さいたま市内のメンバーの農家の方が、ヨーロッパ野菜を栽培し、主に県内の飲食店に卸しています。
 
そんな通称「ヨロ研」のみなさん、野菜への愛情が熱い!そして、その新鮮な野菜を使って料理ができる料理人の方々と、自分の野菜を美味しく料理してもらえる生産者の方々の情熱が重なり合う、そんな熱いコンテストでした!
 

給食部門とフリースタイル部門が新設

 
今年が3回目となる「ヨーロッパ野菜料理コンテスト」ですが、新たに加わったのが「給食部門」と「フリースタイル部門」。
 
私は初めて知ったことですが、さいたま市は全小中学校が自校式給食を行っているそう。これは全国の政令指定都市の中で唯一ではないかとのこと!そんな給食部門では、子どもたちが喜びそうなメニューが目白押しでした!
 
こちらは春里中学校の高木真由美さんの考案メニューで、「BBマフィン(ビーツ・ビーンズマフィン)」。

 
見た目の可愛さもさることながら、ビーツの甘みでとっても食べやすいおかずマフィンでした。こんな給食食べてみたい~! というメニューばかりで、ちょっとさいたま市の子どもたちが羨ましくなりました(笑)。
 
そして、こちらも今年新設のフリースタイル部門。この部門が新設されたことにより、ヨーロッパ野菜料理コンテストなのに…
 
中華!

 
和食!

 
サラダとんかつ!!

 
洋食にしか合わせられないと思われがちなヨーロッパ野菜ですが、料理人の手にかかると、どんな料理も色鮮やかに彩られますね。
 
ちなみに写真の中華料理はビーツの入った麻婆豆腐! 大きな中華鍋にビーツを加えてくつくつと煮ると、瞬く間に鍋の中が真っ赤なビーツカラーに染まっていき、そのインパクトに審査員が集まって見に来るなんていうコンテスト中のワンシーンもありました。
 
そしてこれにチーズをかけて焼いて、こうなりました!

 
麻婆豆腐の辛さがビーツの甘みとチーズによってまろやかになり、新しい美味しさでした!
 

見た目も可愛いスイーツ部門

 
もう一つ、印象的だったのがスイーツ部門。
 
え? 野菜でスイーツ??
 
と、私も最初はあまりイメージが湧きませんでしたが、出来上がったスイーツをみると… なるほど、ヨーロッパ野菜の色鮮やかさがよく映えるのです!
 
まるで絵本の世界のようなこちらはヴィラデマリアージュ・佐野史織さんの作品。ビーツとイチゴのクリームを練りこみ、明るいピンクを表現しているそう。

 
食べるのがもったいないくらい可愛いですよね。女性スタッフときゃーきゃー言いながらの撮影でした。
 
こちらは大宮経済新聞の記事でも紹介した、スイーツ部門グランプリ受賞のホテル ブリランテ武蔵野・庭野満さん。カリーノケールのチュロスです。

 
カリーノケールを練りこんで揚げたチュロスもさることながら、時間をかけて乾燥させたカリーノケールがパリッとした食感で、やみつきになります!
 
どのスイーツも、見た目にあざやかなだけでなく、野菜の優しい甘みが際立つ上品な味わいでした。
 

新鮮なさいたまヨーロッパ野菜だからこそ

 
紹介したお料理はほんの一部で、実際はどの料理人さんも工夫を凝らした調理で本当にレベルの高いコンテストでした!そして、みなさん口をそろえて言うことは、「さいたまのヨーロッパ野菜は立派で新鮮な状態で入ってくる」ということ。
 
確かに、本場と同じレベルのヨーロッパ野菜を収穫したての新鮮な状態で、しかも生産者の方々の顔が見える形で入ってくるのは、シェフたちにとっては最高の環境なのでしょうね。さいたまヨーロッパ野菜があったからこそのハイレベルなコンテストだったのだと改めて思いました。
 
最近はスーパーでもよくヨーロッパ野菜が並ぶようになりました。どうやって使うかわからなくて敬遠しがちでしたが、意外と何にでも使えるようです。早速家に帰ってビーツのスープを作りましたが、味付けは塩コショウだけで、ビーツの甘みが染み出した美味しいスープができました!
 
みなさんも、さいたまヨーロッパ野菜を使って、食卓に彩りを添えてみてはいかがでしょうか。
 
さいたまヨーロッパ野菜研究会
https://saiyoroken.jimdo.com/