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ビクトリア大学で短期留学!カナダ体験日記

こんにちは!コワーキングスペース7F(ナナエフ)スタッフのひろのです。

今回は、私が1か月滞在したカナダ南西部の都市、ビクトリアでの留学生活について紹介します。

多くの日本人学生が留学する街なので、これからカナダ留学する方の参考になれたら嬉しいです!

 

ビクトリアってどんなところ?

ビクトリアはカナダの南西部の都市で、ブリティッシュコロンビア州の州都です。

地図で見るとココ!薄目だとアメリカに見えますね。

2010年に冬季オリンピックが開かれたことでも有名なバンクーバーは、フェリーで約90分、飛行機では約30分の距離にあります。

また、地図からもわかる通りアメリカも近いため、簡単に行くことができます。中でもシアトルは、今年現役を引退されたイチロー選手が所属していたシアトルマリナーズで有名。フェリーで約3時間の場所にあり、ビクトリアから直通便が運航されています。

ビクトリアはカナダの中でも比較的温暖な気候と美しい街並み、治安の良さから多くの日本人が留学しています。

ビクトリアの街並み

ダウンタウンにはレンガ造りの建物が多く、まるでヨーロッパのような雰囲気を楽しむことができます(ヨーロッパに行ったことはないです)!

 

道に積もった雪

ビクトリアでは雪が降ることはほとんどありません。しかし、私が滞在した2月は10年に1度と言われるの寒波が襲ったため、雪がこんなに積もりました。これほどまで雪が積もることは本当に珍しいそうで、唯一の登校手段であるバスも完全にストップ。ちなみに、この写真を撮った日は通常通り授業が行われました。日本なら絶対に自主休講するところでしたが、英語を上達させたいという気持ちが勝ったので吹雪と戦いながら登校しました。

 

大きな雪だるま

そして翌日はとうとう休校に。庭で私の身長ほどある雪だるまを作りました(^^)まだ子ども心を忘れていないので本気の超大作です。

ビクトリアは「比較的温暖」「日本とさほど変わらない」と言われることが多く、インターネットで調べると、一番寒い時期でも平均気温は約8℃と書いてあります。しかし、私の感覚ではそんなに暖かくありませんでした。最高気温が氷点下の日もあり、滞在期間中一番暖かかった日でも10℃でした。これは完全に私の感覚ですし、珍しく寒い時期に鉢合わせてしまったこともありますが、本当に寒かったです。しっかりと防寒対策することをオススメします。

 

ビクトリア大学はどんなところ?

ビクトリア大学(通称UVic)はカナダでも評価の高い、ブリティッシュコロンビアの州立大学です。ダウンタウンからバスで約20分ほどの場所にあり、自然豊かで綺麗なキャンパスで、約20,000人の学生が学んでいます。学生の約1割は留学生だそうです。

キャンパス内には、カフェやジムや映画館など、私が通っている大学にはない施設が沢山ありました。中でも一番驚いたのが、パブ!なんと、大学内でお酒が飲めるのです。私が日本で通っている大学では、お酒の販売や構内の飲酒は禁止されているので、とても新鮮に感じました。

私も放課後、カナダ人が大好きなチキンウィング(鶏手羽のようなもの)を食べに行きました。

友達と食べたチキンウィング

カナダでは木曜日にチキンウィングを食べる風習があるそうです。

 

私はELC(English Language Centre)で英語を学びました。ELCは英語学習専門のコースになっています。

私は1か月間のプログラムを取りましたが、他にも3か月プログラムを受けている人や、3か月と1か月のプログラムを組み合わせて半年いる人、1年いる人もいました。ELCの1か月プログラムは、月曜日~木曜日で授業、金曜日はアクティビティデーというカリキュラムになっています。アクティビティデーは、博物館へ行ったり映画を見たり、カナダの文化やビクトリア大学での生活を体験する日になっていて、授業はありません。

英語学習専門のコースだから、現地の学生と関わる機会が少ないんじゃ……とお思いの方!問題ありません!

ELCにはボランティアの学生がほぼ常駐していて、学習や生活に関する相談はもちろん、放課後にはボードゲームやビリヤードなどで一緒に遊ぶこともできます。特に私が行った2月はちょうど日本の春休みシーズンだったため、クラスのほとんどが日本人でしたが、放課後や休日も様々なアクティビティが用意されていて現地の人々と関わる機会が沢山あったので、英語漬けで生活することができました。

その他にも、毎週水曜日には英会話のクラブ活動「English conversation club」、毎週金曜日にはコーヒーとクッキーを食べながらビンゴやカラオケをする交流会「Coffee social」といった、交流の場もたくさん設けられています。学生ボランティアは金曜日のアクティビティにも毎回付き添ってくれるので、そこでも仲良くなるチャンスはありますよ!

ELCのプログラムについての詳細は、こちらに載っています。
University of Victoria ENGLISH LANGUAGE CENTRE

 

ELCの授業はどんな感じ?

初日のテストでレベル別にクラス分けされるので、英語が苦手で全く話せない人でも、英語を使って発展的な学習がしたい人でも、自分に合ったクラスで勉強することができます。

クラス分けテストでは、テーマに沿ったライティング(自分の意見を書く)や、3人ほどのグループでスピーキングを行います。内容はさほど難しくないです。設問に対する答え方で英語力を判断している様でした。

ELCの授業の様子

1クラスの人数は20人以下の小規模で、担当の先生は皆とてもフレンドリーでした。

授業はスピーキングとリーディング中心で、リーディングと言っても文章を読んだ後にディスカッションが必ず入るので、ほぼスピーキングの授業でした。文法や単語についても、授業内で説明→会話→宿題といった流れに加え小テストを挟むことが多く、自然と暗記することができました。

学習内容はクラスによって違います。基本的にはカナダの文化について学習して、ディスカッションや発表、レポート提出を行います。

個人的に、中学二年生の時点で英語学習が詰んでいたため、「英語で英語を勉強すること」がとても不安でした。しかし実際はゲームを挟んだり気軽に質問できる環境で、私でも楽しく授業を受けられました。私でも楽しかったので、おそらくみんな楽しく勉強できる環境だと思います!

 

ホームステイの雰囲気は?

ビクトリアでの1か月間はホームステイをしました。ホストファミリーはELCが管理しているので、基本的な生活が保障されています。渡航前にはホストファミリーに関するアンケートもあるので、もし希望(子どものいる家がいい!犬は苦手、など)があったらそこで申告しましょう。ちなみに、私は生粋の子供好きなので、アンケートでは「自分がいかに子供好きであるか」を力説しました。その努力が実り、5歳の娘のいる家でホームステイができました!

ホームステイでは、夕食は必ずホストファミリーが用意することになっています。その他の食事は家庭にも寄りますが、私の場合、朝食は自分で用意し、昼食には前日の夕食の残りをパックして持っていきました。自分で昼食を作らなければいけない家庭も一定数あったので、その場合は自分で作るか学食を利用しましょう。

私のホストファミリーはシェフとして働いていて、毎日びっくりするくらい美味しいごはんを作ってくれました。家庭によってごはんが美味しかったり美味しくなかったりするのは完全に運ですが、個人的には先ほども言った渡航前アンケートで、趣味の欄に”cooking”と書いたことが功を奏したと思っています。

部屋は、一人部屋が用意されることになっています(個人の空間が保障されると書いてあったので多分そう)。私のステイ先には私の他に2人の女の子がいましたが、それぞれ自分の部屋が用意されていました。異国の地でもやはり一人の空間があるのはありがたいですね…!

ホームステイ先の部屋

私が一か月過ごした部屋です。元々子供部屋だったらしく、とてもファンシーな部屋で快適に過ごしました。

 

持ち物リストを紹介!持っていくべき・持って行かなくても大丈夫なものは?

文化や環境の違う国で生活するのは大変!ましてや、1か月という「旅行にしては長すぎるけど生活というには短い」期間は、我慢し続けるにも、現地でわざわざ足りないものを買ったりするにも微妙な長さです。ここでは、良い感じに1か月過ごすために必要だった独断持ち物リストを紹介します。

【必須】持っていくべき

  • クレジットカード

日本でクレジットカードを使うと、カードを店員さんに渡してサインして…とグダグダしてしまうので、私は高額決済のときしか使っていませんでした。しかしカナダでは、どんな小さい買い物でもクレジットカードを使います。特に、来てしばらくはカナダのお金(特に硬貨)を見分けるのに時間がかかるので、カードの方が早く決済できます。さらに自分で決済の機械を操作するので、素早くお会計することができます。

現金はバスに乗るときに使うくらいで、保険に持っておくくらいが良いと思います。ちなみに私は来て2週間目でクレジットカードを紛失し、残りをデビットカードで過ごしました。無くし癖のある人は複数枚持ちましょう(^^)

  • ダウンジャケット(冬場)

日本、特に東京付近ではちょっと厚手のおしゃれなコートにマフラーで冬場を凌ぐことができます。しかし、カナダはそんなに甘くありません

着膨れ>おしゃれ!これに尽きます。私はおしゃれの心を捨てきれず、ちょっと厚手のコートを1着と私の中の危機管理委員会が選んだダウンジャケットの計2着のアウターを持っていきましたが、おしゃれコートの出番は一度もありませんでした。最後に勝つのはダウンジャケットです。

  • 折りたたみ傘

カナダ人は傘をさしません。びっくりするほど本当にささないのです。カナダ人はフードを被れば大丈夫だと思っているので、ほとんど傘の概念が無いに等しいのです(私判断)。

傘をささない=雨が少ないというわけでは全くなく、普通に雨も雪も降ります。傘を差したい人は日本から持参してください。

  • 海外対応のヘアアイロン

ヘアドライヤーは比較的どの家庭にもあるのでホームステイ先で借りるのは簡単ですが、ヘアアイロンを借りるのは難しいと思います。じゃあ日本でいつも使っているものを持って行こう!となるのが普通。しかしこれには少し注意が必要です。なぜなら、ヘアアイロン・ドライヤー類は変圧器を使えず、海外対応の機種しか使うことができないからです。私は出発前日に自分の愛用するヘアアイロンが海外で使えないことに気付き、急遽成田空港のビックカメラで購入しました。3,500円ほどあれば購入できるので、もし自分のものが海外対応でなかったら買い直しましょう。

  • スリッパ

カナダでは玄関で靴を脱ぎスリッパに履き替えます。これは、雪などで靴に泥が付くことが多いからだそうで、アメリカが土足なことを考えると少し意外でした。自分に合ったスリッパを持っていきましょう。冬場はもこもこしているスリッパが暖かくておすすめです。

日常生活で体調面に不安があるなら、薬を持っていきましょう。時差による生活習慣の乱れや、新しい環境下で過ごすストレスで、体調を崩す場合が多くなります。私の場合は緊張でよく胃が痛くなるので、胃腸薬を持っていきました。大活躍でした。もちろん、カナダにもドラッグストアは沢山あるので、もし症状に合った薬を持ち合わせていなくても大丈夫です。

 

【推奨】あると便利

  • お茶(と水筒)

個人的にお茶が大好きなので、ティーパックを大量に持参しました。日本ではコンビニエンスストアに色々な種類の飲料が売っていますが、カナダで売っている飲み物と言えば水orコーヒーorコーラみたいなものです。ちょっと大げさに言ってしまいましたが、お茶(green tea)は簡単に手に入らず、紅茶も甘いものがほとんどです。加えてカナダではペットボトル飲料が非常に高く(水が200円~300円くらいしました)、毎日水筒を持参する人が多いです。水筒は荷物になるので余裕のある人は持って行った方がいいですが、現地にも水筒は売っているので現地で買うのも一つの手だと思います。

  • ポータブルWiFi

あれ…?WiFiとかって必須じゃないの…?とお思いの方も多いと思います。カナダでポータブルWiFiは「あると便利」レベルです。なぜなら、至る所でFreeWiFiが飛んでいるから!

私は1か月契約、1日500GBのプランをレンタルして、約2万円かかりました。(会社と時期によってはもっとかかる場合も…)実際現地で使ってみた感想は、「人によっては無くてもいける」でした。私はわからない英語を調べたり、Googleマップなどで道を探したり、いつでも人と連絡が取れる状態が安心だったのでレンタルしてよかったと感じました。しかし友人の中には現地のFreeWiFiのみで1か月乗り切った人もいましたし、6か月など長くいる人のほとんどは借りずに過ごせていました。低容量プラン(1日250~300MBくらい)にすれば2万円より安く済み、それで十分だと思うので、不安な人はWiFiをレンタルしていきましょう。

  • 洗濯ネット

日本にいる時とは違い、カナダではあくまでホームステイなので、洗濯機は1週間に2回しか使えませんでした。そのため洋服によって分けて洗濯することは難しく、パワフルな洗濯機に一度にぶち込むといった感じになります。色映りやほつれが怖い衣類は洗濯ネットがあると便利です。

 

【個人的に】いらなかった

  • 変圧器

持っていきましたが、一度も使いませんでした。これには理由があります。

まず、カナダのコンセントプラグは日本と同じ形(Aタイプ)です。なので、日本で使っているコンセントをそのままさすことができます。

さらに、カナダの電圧は120V。日本は100Vなので、大半の電気機器は支障なく使うことができます。特に、PCやスマホの充電器は100V-240Vと記載されているものがほとんどなので、問題ありません。先ほど言ったヘアアイロン・ドライヤーに関しては注意が必要ですが、それ以外は支障なく過ごすことができました。

  • 過度な生活グッズ

これは、「もしかしたら必要になるかもしれない…」的な感じで持って行ったものたちです。

具体的に言うと、蒸気であったかくなるアイマスク/(ダメージケア用の)ヘアトリートメント/フェイスパックなどです。これらは、日本では割と日常的に使っていたのですが、1か月という短い期間では正直生きるので手一杯になってしまい使う余裕がありませんでした。全部思いっきり余ったので、外国人のルームメイトにあげました(すごく喜ばれたのでそれはそれでよかったです)。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?滞在したのはたった1か月でしたが、工夫すれば交流する機会はたくさんありました!

ビクトリアは治安が良く気候もカナダにしては過ごしやすいので、とても楽しく生活することができました。

カナダへ留学したいと考えているなら、ビクトリアを選ぶことをおすすめします。観光するのも素敵な街なので、機会があればぜひビクトリアへ行ってみてくださいね!

ビクトリアの風景