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テイクアウトできる地域のカフェを地域で応援する「#埼玉うちカフェ推し」プロジェクトを取材しました

「埼玉うちカフェ推し」プロジェクト

こんにちは。大宮経済新聞・浦和経済新聞ライターの宮崎です。

昨今の新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、外出を控え自宅での時間を過ごす人が増えていることと思います。

そのような中で私は、運動不足にならないよう、近所へ散歩へ出掛けたりランニングをしたりと、これまでよりも地域へ目を向ける機会が多くなったようにも感じています。

今回取材した「#埼玉うちカフェ推し」プロジェクトは、埼玉県内のテイクアウトメニューを提供しているカフェを応援するという地域参加型のプロジェクトなのですが、このような取り組みに参加することもまた、地元の発見を得るきっかけになるのではないかと思います。

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さいたまで「『埼玉うちカフェ推し』プロジェクト」 テークアウト展開のカフェ応援

大宮経済新聞

「#埼玉うちカフェ推し」プロジェクトとは

「#埼玉うちカフェ推し」プロジェクトは、埼玉県内のテイクアウトメニューを提供しているカフェの応援を目的に立ち上がったプロジェクト。カフェ側はテイクアウトメニューの写真を、お客さん側はテイクアウトしたお弁当やスイーツの写真、またはそれらを自宅で楽しむ写真を「#埼玉うちカフェ推し」というハッシュタグを付けてSNSで発信するという取り組みです。

「埼玉うちカフェ推し」プロジェクト

「店内営業ができなくても、お店のメニューをお客さまに届けたい」という思いのカフェと、「たまには外食を楽しみたい」という地域の人々をつなげることで、地域で頑張るカフェを応援することはもちろん、人々へ日々の食事への楽しみを提供することも目的としています。

同プロジェクトを立ち上げたのは、地域の個人営業のカフェを「すてきカフェ」として取り上げ、オーナーの思いや、メニューのこだわりなどを紹介するサービスを展開している「たまカフェ」。「たまに行くならこんなカフェ」をコンセプトに、これまでも埼玉県内のカフェを中心に紹介してきました。

「#埼玉うちカフェ推し」プロジェクトに参加するカフェ

今回はメッセージ・電話ベースで、大宮周辺で「#埼玉うちカフェ推し」プロジェクトに参加しているカフェにお話を伺いました。

クロブチカフェ

注文ごとに丁寧に淹れられるコーヒーと、特製スパイスカレーや和定食のランチ、サバサンドなど、幅広いメニューが人気なお店「クロブチカフェ」。

クロブチカフェのテイクアウトメニュー

これまでも持ち帰りOKとして提供していたメニューはいくつかあったそうですが、現在はテイクアウト営業のみ。「ご近所の方々の日々の潤いになれば」と、テイクアウトメニューの種類を増やして営業しているといいます。

店内は完全に入口のドアを開放し、常に換気状態で営業。店内のテーブルも隅にまとめられ、エントランス付近で注文・会計・受け取りができるようなレイアウトになっています。

クロブチカフェの外観

オーナーの青木拓朗さんは、営業体制の整備に苦労も多いと言う一方、うれしい出来事もあると教えてくださいました。

―――青木さん
完全にテイクアウトだけの営業にするにあたり、電話で予約をいただくお客さまの対応や、キッチンスタッフの動きの変更など、お店の体制を整えるという点で大変なことも多いです。
それでも、これまでもお店に来店くださっていたお客さまが変わらずいらしてくれることはもちろん、「こんなお店があったんだねー」とSNSなどの発信を通して新規のお客さまにご利用いただくことも多いんです。
和定食のお弁当も、例えば「お魚弁当」は2種類の魚を召し上がっていただけたり、「焼きとん弁当」は違う部位のお肉を楽しめるようにしたりしています。お弁当なので、注文を受けてから出来上がるまでたくさん時間がかかるものは不向きですが、テイクアウト用として新しいメニューも楽しんでいただけるように頑張っています。

スタッフの高橋美輝さんも「ご近所の方以外でも、収束後の楽しみとしてお店のことを心に留めてくださればうれしい」と、日々インスタグラムなどでお店やメニューの紹介に力を入れているとのこと。

「お店の料理を地域に届けたい」という思いの下、お店一丸となって営業をされています。

クロブチカフェ
住所: さいたま市大宮区大成町1−77
電話: 048-778-9339
Facebook: https://www.facebook.com/kurobuchicafe/
Instagram: https://www.instagram.com/kurobuchicafe/

ギャラリー喫茶 Art Way(アートウェイ)

見沼区にあるギャラリー喫茶アートウェイは、元お弁当屋さんの「じぃじ」こと、ご主人が作る唐揚げやトマトカレー、野菜たっぷりな麻婆茄子など、日替わりランチが人気な地域に根差したアットホームなカフェです。
同店も現在は店内営業を取り止め、テイクアウト専用で営業を続けています。

―――アートウェイの磯田親志さん
うちはお店の中で食事をしてもらうことがメインだったので、この状況の中で営業を続けるのは難しいかもしれない、と考えたこともあったんです。それでも、以前からやっていた持ち帰り用のお弁当メニューをはじめ、少しずつ日替わりランチもテイクアウト用に改良をして、お客さんに家でも楽しんでもらえるようやっています。
電話予約などで混雑しないように協力して来店してくれるお客さんや、お休みの日はお子さん連れのお父さんなど、地域の人たちが買いに来てくれています。

日々のSNSでも、在宅勤務や休校中の子育てなどで大変な地域のお父さん・お母さんたちを応援するコメントと共に、その日の日替わりランチの情報などを発信されています。

地域の家庭のご飯事情を地域のカフェが支える様子が伝わってきました。

ギャラリー喫茶Art Way(アートウェイ)
住所: さいたま市見沼区南中丸376-7
電話: 048-687-2653
Facebook: https://m.facebook.com/artway2000/
Instagram: https://www.instagram.com/artway.mai/

地域みんなで乗り切りましょう!

どんな状況の中でも、私たちにとって無くてはならない大切な食事。特に今は家族一緒に過ごす食事時間も多いと思います。

思うように過ごすのが難しい中で、イライラしてしまったり、疲れが溜まってしまうこともあるかもしれません。それでも今は、「我慢すること」に捉われるのではなく、身近な場所にある発見や楽しみに目を向けられたら日々の暮らしに笑顔が増えるかもしれません。

ご近所のカフェの食事をテイクアウトして「うちカフェ」時間を過ごすのも、一つの楽しみにつながるかもしれませんね!