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大宮のセンスと居心地を両立した花屋「cotoho」(コトホ)を取材しました。

こんにちは。
コワーキングスペース7F(ナナエフ)を運営する株式会社コミュニティコムによる地域メディア媒体「大宮経済新聞・浦和経済新聞」のライターの矢島です。

先日取材に伺ったのは、2021年5月にオープンしたばかりの花店「cotoho」(コトホ)です。

センス抜群でありながら、緊張せずにのんびり過ごせる魅力的な空間に、思わず大興奮・・・!とっておきのお話もたっぷり伺えましたので、編集後記として、この記事でご紹介いたします。

  

大宮経済新聞に掲載された記事はこちらです
大宮に花店「cotoho」 12年の修業を経て独立、月替わりの単発レッスンも
https://omiya.keizai.biz/headline/1533/

  

駅から13分。それでも足を運びたくなる空間

  

入り口の引き戸の向こうには、色とりどりの花々が並ぶ

  

大宮経済新聞の記事中でもご紹介した通り、開業にあたって、店主の藤波さんは駅前や大通り沿いは避けて物件探しをしたといいます。

  

「静かな空間で、ゆっくりとお花を愛で、選んでほしい」というのがその理由。かくして心惹かれて決断した物件が、現在の場所でしたが・・・さすがに駅から徒歩13分という立地には不安もあったそう。けれども、いざオープンしてみると「駅まで出るのが大変だった!」と話す近隣住民の方や、隣接するカフェのお客様に加えて、インスタグラムを見てcotohoを目的地にわざわざ足を運んでくれる方が続々と来店してくれたのだとか。

  

店主自ら塗り上げた壁や手作りのテーブルにもセンスが溢れる

  

そのお話を聞いて正直驚いた反面、深く納得もしました。というのも、cotohoの佇まいが、それはそれは魅力的だったから。

  

メインのディスプレイ台はちゃぶ台を重ねている

  

「寿ぐ(ことほぐ)」という日本語を店名の由来に持つ通り、センスあふれる空間には、ところどころに和テイストが。入り口の引き戸の他に、なんとメインのディスプレイ台は、大小のちゃぶ台を2台重ねたもの。ぱっと見は「アンティーク調」でありながらも、どこか心をホッとさせる空気の秘密は、そんなところにあるのかもしれません。

  

自然のままの姿を大切に

  

花同士のスペースもたっぷりとられた空間

  

藤波さんがお店作りと作品作りの両方において大切にしていることの一つが、「自然に近い花の姿を見せる」こと。それが一番、花がのびのびと美しい姿を見せてくれると考えているからです。

  

伸びやかに束ねられたブーケ

  

こちらの見事なブーケは、今回の取材に合わせて藤波さんがご用意してくださったもの。そのまま結婚式にも持っていけそうなあまりの素敵さに、目の前に登場した瞬間、思わず歓声を上げてしまいました!

  

花で決まった形をギュギュッと形作るのではなく、野原から摘み取ってきた花々をそのまま束ねたようなのびやかな姿は、一本一本の花の間を通り抜ける風まで見えるよう。

  

オーダーメイドで制作をおねがいすることも可能

  

ちなみに、もしこんな大きさとイメージのブーケをオーダーした場合、どのくらいのお値段になるか?とお聞きしてみたところ、およそ8000円程度とのことで、再びビックリ!たっぷりしたボリュームと直径30cmを超える大きさでありながら、いわゆる「草」のような花材を多く使用しているから、通常のこのサイズのブーケよりもお値段は抑えられるとのこと。お祝いやお土産はもちろん、自分へのご褒美にもぜひお願いしたくなります。(花材によって価格に変更あり)

  

幅を広めにとった通路はじっくり花を選べるようにという配慮から

  

店内のディスプレイも、「できるだけ花を伸びやかに」という思いから、たっぷり間隔をとりつつ、自然に生えている様子をイメージしながらディスプレイで再現しているとのこと。ゆったりした通路に立ち、花に囲まれる贅沢なひと時を過ごすことができます。

  

用事がなくても大丈夫

  

気軽に買いやすいミニブーケも並ぶ

  

藤波さんのお話で印象的だったのが、「お花屋さんに足を踏み入れるお客様は、どこか緊張している方も多い」というもの。確かに、ふらりと入ってふらりと出ていく、というのは何となく許されないように思えて、小さな覚悟とともに「えいっ!」と足を踏み入れるところがある気がします。「でも、買わなくても大丈夫。お花の中に身を置いて、パワーチャージするように気軽にお店に入ってほしいんです」と藤波さんはニコニコと話してくれました。

  

元々アパレル業界出身ということもあり、「『このお客様、ちょっとドキドキしていそうだな』と思ったら、ついつい話しかけてしまうんです」と言う藤波さん。「買ってもらう」ためのコミュニケーションではなく、「一緒にこの空間やお花を楽しもう」という心の表現としての会話であることがひしひしと伝わってきました。

  

植物のメンテナンス方法も丁寧なメモで用意されている

  

もちろん、お花の疑問や不安にも親切に答えてくれます。実は取材の際、一目ぼれした植物を一鉢購入して帰ったのですが、それを選ぶ際にも環境やお手入れについての質問に丁寧に答えてくれたのに加え、帰宅してみると袋の中にはお世話に関するメモが。植物への愛情とお客様への思いやりが感じられる心遣いでした。

  

取材にご協力いただき、ありがとうございました。

  

・cotoho Instagram https://www.instagram.com/cotoho_flower/

・cotoho onlineshop https://cotoho-flowers.stores.jp/


  

リモートワークや家の近くのコワーキングスペースなどを利用して仕事をするスタイルが増え、おうち時間が以前よりも確保できるようになった人も多いのではないでしょうか。そんな時に家にお花があると、心も体も目も安らぐかもしれません。
コワーキングスペース7F(ナナエフ)でのお仕事帰りにちょっとだけ遠回りして素敵なお花屋さんに寄るのもいいかもしれません。