北浦和・自分好みの香りを作れる香水店「FINCA」を取材しました!

こんにちは。
大宮駅東口でコワーキングスペース7F(ナナエフ)を運営する株式会社コミュニティコムによる地域メディア媒体「大宮経済新聞・浦和経済新聞」のライター・矢島です。

9月にオープンしたばかりの香水専門店「FINCA(フィンカ) サテライトショップ北浦和」 。
先日、浦和経済新聞で取材に伺いました。

北浦和に香水専門店「フィンカ」 重ね付けで好みやイメージに合わせた香り提案
https://urawa.keizai.biz/headline/708/

当日は、実際に私自身の好みをヒアリングしていただきながら「私らしい香り」をご提案いただく「体験型」の取材となりました。
「編集後記」として、みなさまにもその体験をおすそ分けいたします!

北浦和駅から徒歩3分。公園の入り口に誕生した「KAORI BAR」

   

北浦和公園の入り口すぐ近くに位置する「FINCA サテライトショップ北浦和」

   

北浦和駅から歩いてすぐのスペースに誕生したのが、今回取材にお邪魔した「FINCA サテライトショップ北浦和」です。

実はFINCAの一号店は新宿にあり、20年以上の歴史を持ちます。

   

   

今回サテライトショップがオープンしたのは、北浦和に本社を構える企業「株式会社ハーベス」のフロアの一角。

   
ハーベスの化粧品事業部は、現在650店舗以上のショップやドラッグストアで取り扱われる「前髪専科」や、エイジングケア化粧品「メトラッセ」などを展開しています。

   


昨年4月の経営統合により、FINCAの経営母体がハーベスの子会社となったのを機に、FINCAの更なる成長を目指して今回のサテライトショップが誕生したのだそう。

   

通りから中の様子が見通せるガラス張りの空間は、こじんまりとしつつも、清潔感と開放感があり、安心して足を踏み入れられる雰囲気です。

  

香り初心者でも大丈夫。実際の相談はこんな感じ!

  

店内にはパッケージも香りも個性豊かな65種類の香水が並ぶ

    

一般的に「香水専門店」や、百貨店の中の「香水売り場」というと、たくさん並んだボトルを自由に手に取りながら選んだり、店員さんにちょっと相談しながらレコメンドされたボトルから選んでみたり……というイメージではないでしょうか。

   

今回の取材にあたっても、FINCAに対してそんなイメージを抱いていたのですが……実際は全く違いました!
   

FINCAでの香りの選び方は、「ショッピング」というよりもむしろ、「オーダーメイド」であり「カウンセリング」といった印象。

   
――というのも、浦和経済新聞の記事中でご紹介した通り、FINCAの最大の特徴は、何本かの香りをボトルから肌へと吹きかけ、重ね合わせることで「自分らしい香り」を表現する「PILE UP(パイルアップ)」という方法。

   
既にある香りから選ぶのではなく、「香りを組み合わせ」により、細かく自分好みにカスタマイズされたオリジナルの香りを追求できるというところが最大のポイントであり、魅力なのです。

  

店内には接客用のカウンターが2席

   

だからこそ、接客はカウンターを挟んで、一対一でじっくりと。
よくわからないまま、片っ端から並んだボトルの香りをクンクンと確認するのではなく、じっくりカスタマーの話を聞いてもらうことからスタートします。

   

例えば、「甘い匂いが好き」という漠然とした表現や、「雨のにおいが苦手……」というアプローチ。

  
「王様のような香り」というキーワードでの相談や、「推しのアーティストをイメージした香りを身に着けたい」というオーダー、「部屋で落ち着いて過ごすための香り」といったシーンをイメージしたものでも大丈夫。

   
専門用語を口にしなくとも、こちらのぼんやりとしたイメージをまずは伝えることで、スタッフさんが気さくに一つ一つの言葉を深堀りしながら、香りを描くための輪郭を徐々に浮き立たせてくれます。

     

カスタマーの声を聞きながら様々な組み合わせで雰囲気の異なる数種類の「PILE UP」を提案

  

私は今回「私自身が柔らかなキャラクターというよりも、バリバリハキハキ見られがちなので、スパイシーな香りや柑橘系を身に着けることが多い。わかりやすく甘い匂いをつけている自分は気恥ずかしい……」というお話を伝えてみました。

  
そこから始まる会話のキャッチボールの中で、例えば「甘い匂いは気恥ずかしいものの、実は興味がある?」、「女性らしさを少しは演出したい?ハンサムな感じを貫きたい?」といった温度感をすり合わせていきます。

   

その結果、私にご提案いただいたのはボトル2本で1組となった、3種類の組み合わせでした。

  

プロならではの「解釈」の幅に驚き!

  

そうして実際に提案された3種類の香りを確認したわけですが……何より驚かされたのが、アドバイザーさんの「私の好み」の解釈の幅広さです。

   

好みを様々な角度から解釈して提案してくれるのがうれしい

   

最初の2つは、トップノート(最初に感じる香りたちの印象)はスパイシーでありながら、あとからふとほのかな甘さが追いかけてくる組み合わせ。どちらも心地よく、好みの香りではありましたが、3つめに提案された香りは全く違った系統のナチュラルな香り!

   

「スパイシー」というと刺激的で、ともすると攻撃的な印象もありますが、アドバイザーの宇部さんは、サボテンの水をモチーフにした「カクタスウォーター」にさりげない甘さを足すことで「スポーティーで自然な瑞々しさ」に翻訳してくれました。

   
この解釈は、まさに香りに精通したプロならでは!
思わず目を丸くして驚きの声をあげてしまったほどです。

   

気に入った香りをじっくり感じてから「お迎え」に行くという方法も

  

香りをじっくり吟味したいならムエットに染みこませて

    

こんな風に、自分の好みをつまびらかにして目の前に現れる香りには発見と感動が詰まっていますが「時間の経過とともに香りがどう変化するのか?」などを少しじっくり吟味してから、買うかどうかを判断したいということもありますよね。

   

そのあたりも、宇部さんに正直にお尋ねしてみると……
「もちろん、その場で即決しなくても大丈夫です。気になる香りは、ムエット(香りを含ませる紙)に染みこませてお持ち帰りいただくこともできます。香りはとても記憶に残るもの。だからこそ、ご自分でも忘れられない香りを選んでいただきたい。そんな気持ちを込めて、『ぜひまたお気に入りの香りをお迎えに来てくださいね』とお伝えしています。手帳やお財布にムエットを挟んで、様々なシーンや気持ちで香りを確認していただけたら」とニッコリ答えてくださいました。

  

「サテライトショップはこじんまりとしたスペースだからこそ、お客さまと近い距離でコミュニケ―ションを取りながら、愛されるお店を作っていきたい」と語ってくださった宇部さん。

    
心地よい距離感で耳を傾けつつ、提案してくださる30分間は、本当に友人と話すかのようにリラックスした楽しいひとときでした。

ぜひ気軽に「自分ならではの香り」を探しに、足を運んでみてくださいね。

   

取材にご協力いただきまして、ありがとうございました!

    

FINCA サテライトショップ北浦和
さいたま市 浦和区常盤9-21-14
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HP


香水を使いこなすのは難しいと思いがちですが、専門家のおすすめがあれば安心ですね。コワーキングスペース7F(ナナエフ)やご自宅で作業する時に「集中できる」「リラックスできる」香りをつけてみるのも良さそうです。コワーキングスペース7F(ナナエフ)のある大宮から北浦和までは京浜東北線で7分。ちょっと足を延ばしてみてはいかがですか。