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大宮にオープンした24時間無人餃子直売所「一代元」を取材しました

こんにちは。
コワーキングスペース7F(ナナエフ)を運営する株式会社コミュニティコムによる地域メディア媒体「大宮経済新聞浦和経済新聞」のライター・矢島です。

   

先日取材に伺ったのは、大宮駅から車で5分ほどの住宅地にオープンした「無人餃子販売所」。あのラーメン店の味がそのまま家庭で食べられる・・・という、コロナ禍で外食がままならない私たちにぴったりな新業態のお店です。

  

大宮経済新聞の記事はこちらです。
さいたまに24時間営業の無人ギョーザ直売所 ラーメン店「一代元」の味を家庭でも
https://omiya.keizai.biz/headline/1548/

  

記事には書ききれなかったエピソードを、「編集後記」としてご紹介したいと思います。

    

 

開業までは2カ月足らず!一丸となって立ち上げた「無人直売所」

  

埼玉県を中心に、全国に数々の店舗を展開している「一代元」というラーメン店をご存じですか?特にさいたま市内には店舗数も多いので、コワーキングスペース7F(ナナエフ)をご利用される方にはおなじみのお店かもしれませんね。

 

無人餃子直売所 上小町店

   

今回の無人餃子販売所は、この「一代元」を展開する「(株)一和フーズ」による新業態です。

   

記事中でもご紹介した通り、昨年から続くコロナ禍のあおりを受け、大手業者を活用したデリバリーの強化や、餃子の通販などに取り組んできたといいますが・・・中でも今回の無人餃子直売所は、「従業員のため、お客様のため、これからの会社のため」に代表自らビルなどの資産を手放すことで着手した事業だといいます。そして無人直売所を出すことを決めてから、1店舗目の開店まではなんと2カ月足らずだったとか・・・!

    

物件を探し、販売形式を決め、記事中でもご紹介したように餃子の品質向上にも努め・・・それぞれの持ち場に立つ人々が一丸となって進めたからこそ迎えることができた船出でした。

    

  

人情味と愛情あふれる企業

    

  

ところで。
街のあちこちで目にする「一代元」だからこそ、取材前はすっかり「商売っ気溢れる、ビジネス色が強い企業」だとばかり思っていたのですが・・・それは大きな勘違いでした!

   

  

パッケージや店頭にある代表・藤田さんの似顔絵は、娘さんでもある主任・藤田あすかさんによるもの

    

今回の取材では、記事中で登場した営業部長の室井さん以外に、主任の藤田あすかさんもご同席くださいました。こちらのあすかさん・・・実は代表の娘さん。

   

そんなあすかさんが、素敵なエピソードを教えてくれました。

    

「最近、代表(お父さま)が一代元としてスタートを切った時のノートを私に渡してくれたのですが――最初は今とは比べ物にならない細々とした売り上げで。でも、次の月、その次の月・・・と、じりじり売り上げが上がっていくんですよね。そのあたりに、父の頑張りがうかがえてちょっと感動するんですが。それに加えて、その隣に『母にネックレスを買った』とか『私や兄におもちゃを買った』なんて記録してあるんです」。

私たちは既に大きく展開した「一代元」しか知りませんが……41年前、まだまだ足元がおぼつかないながらもご家族を守るべく一歩を踏み出した生まれたてのお店がそこにあった。そんな知られざる「一代元」の表情に触れた瞬間、私の中にお店への親近感や愛情がぐっと湧くのが感じられました。

     

 

商品名の上には、『母ちゃん」への愛情が・・・!

     

さらにこんなお話も・・・。

    

「父は母のことが大好き!昔、店のメニューを考えていた時も、『スープの色がもう少し薄いほうがきれいじゃない?』と母が言うと、それを参考に見直したり。お客さまに喜んでもらえるものを届けるために意見を聞く素直さと、母や家族への愛情を持ち合わせているんですよね。そういう人柄なので、無人直売所に掲示した商品表にも、『母ちゃんへの愛情』を散りばめて仕上げてみました。……全部私が『父が言いそう――!』と想像しながら勝手に書いたんですけどね!(笑)」。

     

次々と出てくるエピソードは、どれも微笑ましくて、そしてとてもプライベート。「これ、書いちゃって大丈夫ですか!?」と思わず何度も確認する私に、室井さんもあすかさんも「大丈夫です!」と声をそろえて答えてくださいました。そんな様子からうかがえるのは、飾らず偉ぶらない代表のお人柄と、社内のあたたかさや風通しのよさ。

     
「ビジネスライクな取材になるのでは・・・」という私の先入観はガラガラと崩れ、いつのまにか気づけばすっかり「一代元」のファンになっている自分がいました!

     

 

「日本一の餃子を、おなか一杯召し上がってほしい!」

     

各種調味料も食卓を豊かにしてくれるものばかり!

     

さて、楽しいお話を伺った取材の終わりに、ご厚意で直売所の餃子にシュウマイ、そして各種たれなどをどっさり頂戴しました!(ありがとうございます!!)
読者の皆様へのおすそ分けに、気になるお味をレポートしたいと思います!

    

手順やポイントが丁寧に書かれているので、おうちでもお店の味が再現できる!

   

記事中で「キャベツの歯ごたえがこだわり」と室井さんが語ってくださった餃子。パッケージの手順に沿って、まずは「焼き餃子」としていただきました。

    

 

冷凍らしからぬ味わいで、あっという間になくなりました・・・!

   

すると・・・8歳の娘曰く「キャベツ感がすごい!!」とパクパク!(さすが!)
夫も私が話すまで「冷凍」とは全く気付かず・・・。「皮ももちもちとしておいしい」とのこと。

      

いわゆる市販の「冷凍餃子」は、手軽な反面、個人的にはどれも化学調味料のような風味を感じるのですが、直売所のものはいい意味で「手作り感のある餃子」。「手を抜きたいときの選択肢」としてではなく、「おいしい餃子を食べたい」気持ちに応えてくれるものでした!

    

  

「揚げ餃子」は冷凍のまま揚げればOK

     

そして翌日は揚げ餃子にしたところ、焼き餃子とはまた違うおいしさ。
皮と餡の塩気とニンニクの風味がよりはっきりと感じられて、何もつけなくてもおいしい!子供はスナック感覚で、そして夫はおつまみとして楽しんでいました。
夫曰く「今まで食べた揚げ餃子で、一番旨い・・・」とのこと!

     

取材の際、室井さんが「毎日食べても本当に飽きないんですよ!」と語っていたのですが、まさに、2日連続で楽しみながら、その言葉を実感しました。

2パックにぎっしり40個入って1000円は「おなかいっぱい食べてほしい」から

      

 

「40個で1000円は、かなり頑張った値付けです。ぜひ、たくさん、一代元の味をおなか一杯召し上がっていただきたい!そんな思いもこもっています」と室井さん。

 

思いがこもったロゴマーク

  

あすかさんは「ロゴには日本一の餃子を届けたい、という思いを込めています」とも言います。

お二人の言葉から共通して感じれらたのは、「企業としてどう生き残っていくか」というトーンではなく、「このお店の味を、より広くより長くどう届け続けていくか」という姿勢。利己主義に走ることなく、いつもお客様の顔やそこにある食卓を見ているその目線に、思わずエールを送りたくなりました。

   

コロナ禍だからできることを―。

 

焼売はボリュームたっぷりの大粒。肉まんを食べているかのような味わいでした!

   

今後、「日進店」(さいたま市北区、9月22日オープン予定)、「東大宮店」(9月28日オープン予定)、「上尾店」(10月4日オープン予定)と、さらに3店の開業を控えているという無人餃子直売所。さらなる展開も計画中だといいます。

     

「コロナだからと悲観的にとらえるのではなく、コロナだからこそできた仕事だと誇りに思いたい」とは、あすかさんの言葉。

     

お近くにお立ち寄りの際には、そしてお近くに新規オープンの際は、ぜひ一度「一代元の餃子」を召し上がってみてくださいね!

   

■ 一代元 無人餃子直売所 Instagram
・上小町店 さいたま市大宮区上小町996 (大宮駅から車で5分)
・桜木町店
 さいたま市大宮区桜木町3‐136 (大宮駅から徒歩5分)
※店内に両替機はありませんので、1,000円札のご用意をお忘れなく・・・!

■ 遠くにお住いの方は、通信販売も Qoo10「一代元本舗」


コワーキングスペース7F(ナナエフ)は大宮駅東口ですが、一代元の無人餃子直売所は、大宮駅西口。24時間営業ですから、コワーキングスペース7F(ナナエフ)で23時までお仕事されたあとでも、餃子が買えますね!