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つまみ細工と藍染め「てしごと屋 盆栽村店」オープン

藍染め小物

こんにちは、大宮経済新聞ライターの泉です。
先日はじめて一人で取材した「てしごと屋 盆栽村店」の編集後記です。

 

取材記事は以下の通り。
さいたまにつまみ細工と藍染めの店「てしごと屋 盆栽村店」 髪結いイベントも

 

「てしごと屋 盆栽村店」ならではの取り扱い商品

 
大宮公園駅から歩いてすぐのとても良い場所にある店舗。
この日は店長の金澤さんからお話を伺いました。
取り扱い商品は金澤さん作のつまみ細工かんざしを中心に、いずれも特色あるものです。
大宮経済新聞には載せきれなかった写真でご紹介。
 
武州中島紺屋(羽生市)の藍染め作品
藍染め小物類
藍染め小物
 
藍染めTシャツ
藍染めTシャツ

和装でなくても普段から身に着けやすいものが多いです。
 
盆栽と名の付くお菓子類。
盆栽菓子

ほかにこの日は残念ながら売り切れでしたが、本物そっくりの盆栽のクッキーが大人気。
立体感・クオリティがすごいそうで、手間がかかるため普通のお菓子より少々お値段が良いのですが、そういったものをきちんと評価してくれる人が多いのが盆栽町の土地柄だそうです。
 
つまみ細工もかんざし以外に、普段使いしやすい商品を開発されています。
インテリアとして壁掛けにもできるタイプ
つまみ細工壁掛け
 
ハットピンタイプ。シンプルなニットのワンポイントにしたり、ストール用にも。
つまみ細工ハットピン
 
こういった工夫で洋風化した現代の暮らしの中でも、職人の手による本物の手仕事作品に触れてもらい、技術の継承にもつなげたいとのことでした。
 

盆栽町にお店を持つという意味

盆栽町は伝統のある街だけに、「お店を借りたい」と思ってもそう簡単にはいかないそう。金澤さんは10年ほど前から作品展示などでこの街に縁があり、周囲の人のつながりに助けられて、お店を持つに至ったとのことです。「街のためにも、ここをシャッター店舗にしてしまうより、盆栽目的で訪れた人がきちんとしたお土産を探せる店があるほうがいいと考えました」との言葉に静かな決意を感じました。近隣で頑張っている個人店同士のつながりも強いようです。
 
街の人たちに支えられている-その言葉がイメージだけでなくとてもリアルに感じられる出来事がありました。
取材中、来店女性が「つまみ細工の材料に使って」と言って、たくさんの和服のはぎれ(見るからに立派そうなもの)を金澤さんに託し、さらにシルクの藍染めストールをさっと購入して行ったのです。てしごと屋さんを応援したい、という気持ちを感じました。このような材料提供の申し出は多いとのこと。きっと金澤さんなら活かしてくれる、と期待されているのでしょうね。
 
2017年4月の「第8回世界盆栽展inさいたま」に向けて、街もお店も盛り上がっていくようです。また改めて、訪れたいと思います。
 
てしごと屋 -Facebookページ