コワーキングスペース7F(ナナエフ)おすすめ蔵書vol.1「子どもの気持ちを知る絵本③ 発達凸凹な僕の世界 -感覚過敏を探検する-」

コワーキングスペースナナエフの蔵書

こんにちは!コワーキングスペース7F(ナナエフ)スタッフのもかです。

  

前回、コワーキングスペース7F(ナナエフ)の図書管理サービスについて紹介させていただきました。

前回の記事はこちら
コワーキングスペース7F(ナナエフ)は小さな図書館?!

  

「子どもの気持ちを知る絵本③ 発達凸凹な僕の世界 -感覚過敏を探検する-」

前回に引き続き、コワーキングスペース7F(ナナエフ)蔵書特集!!!およそ5000冊以上の蔵書から今回ご紹介する蔵書はこちらの本です!

  

プルスアルハ 『子どもの気持ちを知る絵本③ 発達凸凹な僕の世界 -感覚過敏を探検する-』(株式会社ゆまに書房、2015年)

発達凸凹なボクの世界: ―感覚過敏を探検する― (子どもの気持ちを知る絵本)

  

みなさん、お気づきでしょうか?今回ご紹介するのは絵本です。ワークスペースとしてご利用いただくことが多いコワーキングスペース7F(ナナエフ)ですが、ビジネスに関する書籍だけでなく、絵本や大宮周辺の地域ガイド、小説などさまざまなジャンルの書籍をご用意しております。
7F の蔵書一覧はこちら

  

今回ご紹介する本のテーマは「感覚過敏」です。自分が当たり前に感じていた聴覚、視覚、触覚、嗅覚、味覚など、実は人それぞれの物差しを持っています。自分にとっては「ちょうど良い大きさの音」でも、他の人は「大きすぎる音」「不快な音」と感じているかもしれません。そういった、言葉で表すのには少し難しい「感覚」の受け取り方の違いについて、物語の中だけでなく、巻末でもより詳しく説明されています。

  

著者「プルスアルハ」って?

今回、私が手に取った絵本の著書、「プルスアルハ」はさいたま市内を拠点に活動しているNPO法人「ぷるすあるは」の絵本の著者ユニットです。『精神障がいやこころの不調、発達障がいをかかえた親とその子どもを応援』をテーマに精神科の看護師や医師で構成されているそうです。
ぷるすあるは 公式サイト

  

そのぷるすあるはが展開する子ども情報ステーションbyぷるすあるは では
子ども、親・家族、支援者などさまざまな視点から精神障がいや心の不調、発達凸凹(でこぼこ)への理解を深められるコンテンツが掲載されています。

  

実はこちらのNPO法人ぷるすあるは、コワーキングスペース7F(ナナエフ) の運営会社である株式会社コミュニティコムの別事業、大宮経済新聞で3年前に取材をしたことがありました。

さいたまでNPO法人「ぷるすあるは」絵本原画展 精神障がい持つ親と子を応援

  

おわりに

この本を手に取ったのは、コワーキングスペース7F(ナナエフ)内の書籍を何気なく整理していた時でした。いつもなら元ある場所に戻すだけの単純な業務でしたが、いつの間にかこの絵本に手が伸びていました。物語を読み進めていくと、「何となく自分に当てはまる部分もある」、そんな「感覚」もありました。自分が普段少しだけストレスに感じていたことも、もしかしたらこの絵本のなかにヒントがあるかもしれません。

  

またこの絵本に出会えたことで、コワーキングスペース7F(ナナエフ)と同じさいたま市内に、このような素敵な活動をされているNPO法人があることを初めて知りました。全てを理解するのは難しいかもしれないけれど、誰かがこのことを知っているだけで他の誰かの心の支えになれるときもあります。この絵本に出会って満足するのではなく、私ももっと理解を深めていきたいと思いました。

  

皆さんもぜひ、コワーキングスペース7F(ナナエフ)でたまたま気になった1冊を手に取ってみてください。何か知識が広がったり、自分が悩んでいたことが解決するっかけになったり、リフレッシュになったり、本はいろいろな「きっかけ」を与えてくれます。

  

そして、スペース内で何か困ったことがあった時はお気軽に受付スタッフまでお声掛けください。みなさまがコワーキングスペース7F(ナナエフ)で快適に過ごせるようお手伝いさせていただきます。